「天国の本屋」と「世界の中心で愛をさけぶ」

今日は療養中に観ると決めていたDVDを観た。

まずは「天国の本屋」である。発売日に手に入れたは良いが今まで放置していた。何かきっかけが無いと観ないものである。そのクセ、頭文字Dは即行で観るが…。

前情報も無くなんとなく購入した作品であるが、実際に観てみると一人でしんみりと観るには良い作品だと思った。

原作では二つの話に分かれている舞台であるが、実は複雑に絡み合っているという仕掛けである。どちらを先に読んでも「なるほどここはこう繋がっているのか」と謎解きみたいな雰囲気になるのであろうが、映画化に当たり二つのストーリーは平行して進みお互いの関係が非常に分かりやすい設定となっている。よって「謎解き」に関しては序盤で全て先読みできてしまうところがチト残念であるが、その替わりに「分かりやすいお話」となっている。

ただ分かりやすくした分、なんとなく「黄泉がえり」に似ているジャンと思えてしまう。

次に「世界の中心で愛をさけぶ」を観た。「完璧な悲劇ドラマ」を想像していただけにちょっと「あれ?」であった。「悲劇」の部分しか知らずに観始めた割には序盤で「たぶんこうであろう」と唯一の謎解きの部分が分かってしまうところが寂しいが、実はワザとばれる様な演出にしておいて、その二人の人間ドラマを見せようとしているのだとしたら、それはそれで良いのかも。



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