ドラマ「熟年離婚」第2話にブチキレ

ドラマ「熟年離婚」
まさに旬な話題ということなのでしょうか、視聴率が結構良いらしいですね。
秋のドラマの中でとりあえずトップでを快走中。

「視聴率が良いこと」イコール「視聴者の関心が高い」ということで、それだけ身近な問題だということでしょうが、個人的には社会に何かしらの影響を与えないのかチト心配です。

さて、第2話ですが、冒頭の5分ほどで私は血圧が上がるほどの怒りを妻・洋子(松坂慶子)に感じました。

そう思わせるほどの演技力と演出があったということでしょうが、ただでさえ最近は血圧が高いというのに、ドラマを見てブチキレるとは体に悪スギ。

結婚以来、長年にわたって蓄積された不満を夫の定年と同時にいっきにブチ撒ける妻。

「あの時はこうだった。」「何もしてくれなかった。」「いつも勝手に決められた。」etc

いまさらそんな事を言わずに、なぜその時に言わないのだ。言えなかったというのは自分の立場が低いと本人自身が思っていたからだ。そして夫が定年になった途端、立場が対等になったと思い込み、夫に復讐を始める。まさにイジメのように。

団塊世代とそれよりちょっと上の世代ならば、夫・幸太郎(渡哲也)のような男である確率は非常に高いと思う。「家族のことより仕事を優先してきた」と妻は夫を責めるが、それが当たり前の世代なのである。そんなことが理由で「離婚!」などと強気に出られては、これから定年を迎える人たちは離婚だらけである。

たぶんですが、こんな我侭な理由で「離婚!」などと叫ぶ人は、会社勤めの厳しさを知らない人なのでしょう。

仕事から解放されて、これから家族のために何かしてあげようと考える幸太郎であるが、それが全て空回り。良かれと思ったことも逆に家族の反感を買う哀しい夫であり父親である幸太郎に同情します。

このドラマはネタの宝庫になりそうだから、続きはまた今度。



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