「消えるサイト、生き残るサイト」を読む

今週、SEO関連の本を2冊購入した。その中の一冊が衝撃的なタイトル「消えるサイト、生き残るサイト」である。

消えるサイト、生き残るサイト

個人的に1997年から趣味でサイトの制作と運営をいろいろとやってきたわりには、ただなんとなく運営しているだけという状態であった。過去に3年間ほど某サイトは非常に盛り上がり、その筋では結構有名になったりしたものだが、あれは運営側がどうこうしたというよりは常連さんに支えられてそうなっただけのことで、運営者(管理人)としては勢いに流されて頑張っていたという程度の話。

そのサイトから退き、新しいサイトで細々とやってきて、あくまでも趣味の自己満足サイトであるため、それなりの訪問者数であった。

ところがある日突然、会社のサイトを担当することになり“遊び”でやる範疇ではなくなってしまった。

いきなり会社のサイトであれやこれやと実験するわけにもいかず、自分のサイトで試行錯誤を繰り返す。

いろいろとやっているうちに“なんとなく”であるが、手ごたえを掴み、順調に検索順位アップと訪問者数アップに繋がっている。

その“なんとなく”を文章にしろと言われると難しく、同僚などには口頭で「こんな感じだよ」と抽象的な説明しかできなかった。

で、「消えるサイト、生き残るサイト」には、その“なんとなく”が具体的に書かれていた。読みながら「そうそう、そういうこと」と自分なりにやってきたことがある程度正しかったと証明されたような気がして嬉しい。

“なんとなく”やっていると、後から「なぜこのようにしたのか?」と自分でやったことを思い出せないことがあるが、「消えるサイト、生き残るサイト」のように一冊の本になっていれば、忘れることは無い。

小規模なサイトを運営していて、最近の1年間で訪問者数が増えもせず減りもせずという状態にあるサイト運営者にお勧めな本といえる。



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