2008冬ドラマが面白い「斉藤さん 第三話」

柳川たちが幼稚園にゴミを撒き散らしたことを抗議しに阿久津高校へ乗り込んだ斉藤さんであるが、「市会議員の息子」を疑うことをしない副校長は斉藤さんの言うことをまともに受けない。それにしても“市会議員”ってそんなにエライ立場の人なんですかねぇ。高校に圧力を掛けるような権力は全く無いと思うけど。どうせなら、よくあるドラマのように「国会議員の息子」にしておけばいいのに。

今話では斉藤さんと関わることが多くなった真野のチグハグ加減が面白いが、エピソード2への伏線にもなっていることに注目。

柳川たちの嫌がらせに屈しない斉藤さんに対してスプレー攻撃に出たが、水洗いで落ちるスプレーというところにまだ高校生らしい遠慮があるのか。本当の悪ではなく、柳川たちは悪ぶっているだけですね。嫌がらせがヒートアップしていくのは全て斉藤さんに原因があると三上(高島礼子)たちは決め付けるが、前話で過去に起きた三上の実体験を根拠としていることを説明している。どちらかが引かなければ争いは永遠に続くと主張する三上に対して、人は分かり合えるハズであると考える斉藤さん。

時間の都合上なのかスプレー事件の件を無理やり決着させたようなストーリーになっていたが、それはどうでもよく、ストーリーの主人公である真野が動き出したことで状況が変化したことが重要ポイント。(ドラマの主人公は斉藤さんだけどね)

第三話の最後に斉藤さんが柳川に語りかけた「悩みがあったら私はいつでも聞くから」で、柳川は「市会議員の息子」としてではなく柳川正義という個人を理解しようとしてくれる大人もいるということが分かり、1話から3話までのエピソード1は完結。

妙にテンションが高くなっている真野の言動が気になるが次話からはエピソード2へ突入。真野一家が引越してきた理由が子供にあることは第一話序盤で語られているが、問題行動を起こす息子・尊とその息子にどのように接したらいいのか悩む母・若葉の真野親子を中心とした展開になるハズ。結局のところ母親である真野に問題があることを斉藤さんから悟らされるのだと思うけどね。



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