2008冬ドラマが面白い「エジソンの母 第三話」

人間関係とかストーリーなどは全く意味をなさないドラマであると理解して観れば「エジソンの母」は楽しいドラマです。今回は何を教えてくれるだろうと興味津々。“ドラマ”としての質は求めていません。

今回は「大人が考えた道徳教育」です。何かに例えて子供に教えることは分かりやすいようで、実は“暗黙の了解”で矛盾点を無視させている。「橋の上のオオカミ」を使って“優しさと思いやり”を子供たちに教えようとするエピソード、大人の言うことを聞く普通の良い子は大人が求める正解を答えるが、お祖母ちゃんから「自然の摂理」を教えてもらった直後の賢人は素直に「オオカミはウサギを食べました」と答えクラスは大パニックになる。賢人の説明に生徒たちは本当はそうなんだと盛り上がるが、今度は親と先生がパニックになる。そもそもこの道徳の話には問題があると指摘する子供たち。教育って難しいですねぇ。

「人から教えてもらわなければならない事」と「自ら学び身に付けなくてはならない事」があるのに何でもかんでも親や先生が子供に教え込む事が正しいのかがテーマになっていました。今話のラストで転んで泣いている子に寄り添う賢人くんのシーンは良かったです。“優しさと思いやり”は学校で教え込むものではないですね。



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