2008冬ドラマが面白い「薔薇のない花屋 第四話」

省吾を気に掛ける英治に対して何故そこまでするのか周りの人は理解できない。ドラマを観ている側とすればなんとなく、英治の育った環境がそうしているのであろうと推測できるが…。前回の省吾の万引きは単なる出来心では無く、スーパーから大金を搾取するために省吾の母親の愛人が作ったシナリオであり、省吾は犠牲者であることが判明。親のネグレクト(養育放棄)にあっている子供たちの事を“名もなき戦士”と称する英治、実は自分の子供の頃とオーバーラップさせていたことを優貴に明かす。英治の人柄を形成してきた過去が少しずつ明らかになってきたけど、出し惜しみ状態。

美桜の英治に対する思いが強くなってきていることを察した直哉は、院長・安西に第二ステップに進むように助言する。直哉の立場って何なんでしょうね。まだ謎を残したままです。

省吾からのSOSを受けて、優貴と英治は省吾を助け出し保護施設に無事届けるが、この辺のエピソードで英治も保護施設で育ったのではと思える。省吾を助け出した後に英治が四条(喫茶店のマスター)と優貴(雫の担任)に語った「親から愛することを教えられずに育った子供は人を愛することを知らない」はこのドラマの最重要ポイントになっていそう。

今話の終盤、美桜のアパートで英治が美桜に「直哉から、あなたの目の事を聞きましたよ」のシーンは、観ていて「あっそうきたか!」と正直思った。予告で「まさか!もうバレたのか」と思わせておいてアレだもの。ストーリー構成が上手いなぁ。



関連エントリー