2008冬ドラマが面白い「4姉妹探偵団 第三話」

冒頭でいきなり殺人事件発生。登場人物が一通り現れた時点で、さて今回の犯人は誰でしょう? と視聴者はきっと予想モードに突入しますが、今回はちょっと違いました。そろそろ“推理モノ”ぽい雰囲気になってきたような…

事件にどのように巻き込まれていくのかが推理モノのポイントになりますが、加津代の見合い相手・西崎の勘違いから今回は四姉妹が事件に巻き込まれます。ちょっと強引すぎる設定ですが、まあそれは良しとします。その西崎が編集長を務める雑誌のメイク担当が殺された神谷紀子で、殺人事件のアリバイ作りのための「見合い」かと思わせる展開。四姉妹たちは西崎たちに連れられてドラマの撮影現場を見学するが、そこで殺人未遂事件が起きる。(ここも無理やり感ある設定)

話が進むにつれ、登場人物の誰もが怪しく感じられるというよりも、視聴者に「私が犯人ですよ」と思わせるワザとらしい演技が目立つ。第二の事件が未遂に終わったのは夕里子に原因があると“犯人”の逆恨みを受け命を狙われる夕里子であるが、夕里子の推理シーンもそれなりに絵になっています。ただし、相変わらず「4姉妹 探偵」ではなく「探偵 夕里子」となっているのは残念。

最後まで犯人は誰なんだろうと思いつつ事件はあっさり解決。今回は“王道”な展開でしたが、犯人が大勢の人の前で夕里子の命を狙う必要があったのか疑問。夕里子の満足気なセリフ「解決!」も犯人が一方的に一連の事件を白状しただけでは?



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