まずは「100分 de 名著『五輪書』」で予習

「100分 de 名著」シリーズは60分から80分あれば読み終えることができます。気になる書物があっても「なんだか難しそう」と思えて購入を躊躇う場合は、まずは「100分 de 名著」で予習するのが良いのかもしれません。予習してみて「自分には合わない」ことが分かっても「100分 de 名著」なら懐もそれほど痛みません。

以前から買おうか悩んでいた書物が「100分 de 名著」で取り上げられたため、さっそく購入。
※放送は観ていません


宮本武蔵 『五輪書』 2016年5月 (100分 de 名著)

100分 de 名著 : 五輪書

諸国武者修行を行い、六十余度の剣術勝負で一度も負けたことがないという剣豪・宮本武蔵(1582-1645)。武蔵は、生涯にわたって剣術を磨き上げ、己れの生き方を見つめ、武士としての兵法の道を探求し続けました。その集大成となった著作が「五輪書」です。「五輪書」は、単に剣術や兵法の書にとどまりません。武蔵自身「何れの道においても人にまけざる所をしりて、身をたすけ、名をたすくる所、是兵法の道なり」と書いている通り、その極意は、社会のあらゆる道にも通じるものであるといいます。そこで、「100分de名著」では、「五輪書」に新たな光を当て、現代に通じるメッセージを読み解いていきます。

「五輪書を分かりやすく解説してくれる」を期待していましたが、さすがにそれは無理だったようで、「宮本武蔵はこういう人物でした」で始まった後は「あの話の真実はこうです」と続き、目玉の「二刀流」の話を詳しく解説して、あとはさらっと流して終わっています。

「五輪書」の解説というよりは、宮本武蔵の人物紹介のような内容です。宮本武蔵のことを詳しく知りたいけど、難しい本を読むのは嫌と言う人にお勧めです。



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