17歳の宮﨑あおい「京都の恋」

朝ドラ「純情きらり」でこの女優さん良い演技するなぁと注目したのが「宮﨑あおい」さん。その朝ドラの放送が2006年ですが、映画デビューは1999年らしいので、結構長いことノーマークでした。

子供の頃は親に付き合って大河ドラマを観ていましたが、「峠の群像」を最後に観ていませんでした。再び観始めたのが「篤姫」です。

さらに朝ドラに関しては、なんとなく少しだけ観る事はあっても「録画して毎日観た」というのは「あさが来た」だけです。もちろん、宮﨑あおいさんが出演されていたためです。よって「とと姉ちゃん」は最初の数話しか観ていません。

この世代の女優さんでは、どんな役もこなすというか、その役になりきる、表現できる点においてダントツだと思います。「宮﨑あおいが演じる○○」であって、「□□を演じている△△さん」ではないのです。

昔、安達祐実さんが北島マヤを演じたガラスの仮面を今から12年くらい前に作ったいたら、北島マヤには宮﨑あおいさんが適任だったかもしれません。役を演じるのではなくその役の人物そのものになってしまう女優さんである必要があります。それができるのは、宮﨑あおいさんなんだろうなと思えます。

前振りが長くなりました。ブックオフオンラインを理由する頻度が高まっていますが、何か目ぼしいものはないかと探していた時に見つけたDVDが届きました。


NONFIX 京都の恋

映画やCM等で活躍の宮崎あおいが、卒業を控えた女子高校生を演じ、一夏の京都の情緒文化を紹介するフィクション・ドキュメンタリー。2002年10月12日の深夜にフジテレビにて放送された「NONFIX 京都の恋~2002年 夏~」を元に再構成した作品。

フィクションとノンフィクションが交差する不思議なドキュメンタリー作品です。


この作品の中の宮崎あおいさんはどこにでも居そうな普通の高校生。祭りを楽しんでいる人たちの中にいるとそのまま埋もれてしまいそうな存在感の薄さ。つまり、17歳の時に「普通」を演じることができています。

先日、「少年メリケンサック」と「きいろいゾウ」を連続で観たのですが、両極端ともいえる役どころを観る側に「宮﨑あおい」を意識させずに演じています。演技者の個性を出さず役の人物そのものになるのが北島マヤ。ゆえに「北島マヤ=宮﨑あおい」と思えるわけです。宮﨑あおいさんの過去の主演作品を買い漁ろうかと思う日々。

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