ケイデンスと心拍数の関係を3本ローラーで

実走の場合、ケイデンス110rpm程度なら心拍数はそれほど高まらずに走ることができますが、それはあくまでも32km/h程度で走った場合です。

3本ローラー「アリオンマグ」の場合、38km/h程度までなら実走の負荷と似たようなものですので、ケイデンス100rpm、速度37.5km/h~38.0km/hを基準にトレーニングしています。

そこで、改めてケイデンスと心拍数の関係を検証してみることにしました。

最初の10分間はウォーミングアップとしてケイデンス100rpmで37.5km/hを維持。体が温まったところで、速度を維持しつつ1段軽くして5分、さらに1段軽くして5分。そこからは5分毎に1段重くしていきました。

いつもより2段重い状態でケイデンスを120rpmまで回して2分、一段重くしてクールダウン2分、最後は下ハンに持ち替えてアウタートップで全力1分。最高心拍数178bpm、最高速度63.3km/h。

全力走の後のクールダウンは速度を落として30秒ごとに一段軽くしていき心拍数が落ち着いたところで終了。

3本ローラーは実走に近いと言われていますが、やはり実走とは違います。殆ど同じ速度で比較してもケイデンスを下げれば心拍数も下がっていきます。

そして、重いギアを使えば簡単に速度を高めることができる点もイマイチといえます。ケイデンス90rpm程度ならば、ふら付くこともないため、比較的長い時間回しても精神的に疲れることもなさそうです。

速く回すと体に余分な力が加わり、それがふら付きの原因になります。もし、速く回してもふら付かなければ、余分な力を加えずに効率よく回していることになります。

つまり、効率の良いペダリングの習得のための「3本ローラー」であるため、重いギアでゴリゴリ回すことに意味があるとは思えません。それをやるのは固定ローラーだと思います。

3本ローラーで何キロ出せたというのも意味がないため、負荷機能を使って、高回転でもトルクを掛けて回せ、さらに体をぶらさないというトレーニングが適しているのかもしれません。

タイム: 47分7秒
平均スピード: 37.9km/h
平均心拍: 149bpm
平均バイクケイデンス: 100rpm



関連エントリー