デスクワークは太ります

単純に総消費カロリー量から運動で消費した分を引けば生活活動代謝になるわけですが、運動消費カロリーには基礎代謝量も含まれているため「計算が合わない」ということになります。「運動している割には痩せない」と言っている人は1時間程度のウォーキングで運動した気になっているパターンです。

さて、「Fitbit Charge2」を使い始めて1ヶ月経ちましたが、以前から薄々感づいていたことが“数値”で示され「やはりそうか」と自覚しているわけですが、そこからどうするのかは人それぞれで、「だから何?」で終わる人は「Fitbit Charge2」のような活動量計を使う意味は全くありません。


1ヶ月間のデータです。

平日出勤日の生活活動代謝の平均値は1908kcalになっています。総消費カロリー量から運動で消費した分を引いた数値です。ここで「あれ?基礎代謝量は?」となるわけですが、運動を全くしなかった日の総消費カロリー量の平均値が1932kcalになっているため、「Fitbit Charge2」が示す運動消費カロリーには基礎代謝量は含まれません。よって純粋に運動によるカロリー消費量になります。

1日の基礎代謝量の計算式(※男性)
66.5+体重*13.8+身長*5.0-年齢*6.8=基礎代謝量

52歳、170cm、68kgで計算してみると1501kcalになります

ここに、活動レベル「強度Ⅱ(1.5)」で総消費カロリー量をシミュレーションしてみると2251kcalになります。

摂取量を2500kcalにすれば太り、2000kcalに抑えれば痩せるとなるわけですが、「それ間違ってるよ!」と教えてくれるのが「Fitbit Charge2」です。出勤日でも1900kcal程度しか消費していないわけですから、食事を少しくらい減らしても痩せるわけありません。

自転車ダイエットの第二段階終了後は「3食の食事を減らす」という選択肢はないため、自転車で走りまわる頻度が減れば必然的に体重増になります。体質的に内臓脂肪がつかないため、「腹が出ているオッサン」にはならず、自転車ダイエット第四段階終了時より体重が10%増しになった現在でも体脂肪率は13%です。しかしながらシルエットは気になります。

運動量が少ない期間の体重の増加が酷すぎますが、「Fitbit Charge2」によって活動レベルは「強度Ⅱ(1.5)」ではなく「強度Ⅰ(1.3)」であることが証明され、それは仕事もせずに自宅でゴロゴロしているのと殆ど同じ。

要するにデスクワークというものはテレビを見ながらゴロゴロしているのと同じというわけです。

この1ヶ月の間に1泊2日の団体バスツアーがありましたが、総消費カロリー量は2648kcalと2661kcalでした。バス移動で少し観光があるだけでも意外にも消費カロリーはあるものです。

テレビ番組でヤセとデブの生活習慣の違いなどを取り上げられることがありますが、食べていても痩せている人は頻繁に体を動かしているということです。

結論「デスクワークは太る」

( ..)φメモメモ
基礎代謝量の計算式
体重体組成計の基礎代謝量はどうやって計算しているのか?



関連エントリー