ブロンプトンのハンドルについて

ブロンプトン初号機については5個のハンドルを試してきました。近場のポタリング、1日の走行距離が100km未満のサイクリング、2泊程度のサイクリング、そして過酷な遠征。。。

最終的には「4泊とか5泊で1日の走行距離が150kmを超えるような遠征に適したハンドルは『Pハンドル』である」と結論付けたわけです。

ブロンプトン初号機のハンドルの変貌

2009年1月4日
Mハンドル

2010年9月25日
ライザーバーに交換

2010年10月 東海道編スタート
岡崎から熱田までの一区間のみライザーバーを使用。

2010年10月9日
フラットバーに交換 (ハンドルポジションチェンジャーを併用)

新富士から近江八幡までの区間でフラットバーを使用。

2010年12月1日
アキワールド COLOR ALLOY CITY BAR ポリッシュ に交換

2011年1月 全国制覇の第一章完結
2011年4月 大阪~和歌山~徳島~香川~岡山

この辺りまでは1日の走行距離がまだ少なく、ローハイトのMハンドルもどきを使用。

2011年8月12日
ライザーバーに戻す

2011年9月 全国制覇を岡山から再開
2011年9月~2012年3月 岡山、広島、山口、福岡、佐賀、愛媛、高知、徳島、香川、兵庫

全国制覇の旅を再開させると、回を重ねる毎に過酷さが増していくようになる。

2012年3月20日
Pハンドルに交換

過酷な全国制覇の旅が加速する。

ポタリング専用のMハンドルは別として、旅に適したハンドルが何なのか模索してきたわけですが、改めて振り返ってみると「フラットバー」の使用期間が非常に短いことが分かります。

単純に「フラットバー」は長時間の走行に耐えられないからです。剛性不足の純正Mハンドルの代用品としてアキワールドのMハンドルもどきは、使い勝手が良さそうに見えてやはり短期間で交換しています。「M型ハンドル + バーエンドバー」の組み合わせがイマイチだったため長時間の走行には使えないと判断。

再び「ライザーバー」に戻してからは、旅の過酷さが増していくようになります。そして、さらに過酷さが増すであろう九州、東北、北海道遠征に備えて「Pハンドル」を投入。正直言って、「Pハンドル」が無ければ東北と北海道の遠征を乗り切れていたのか自信はありません。

ブロンプトンで数日の旅をするのならば「Pハンドル」は必須です。

以上の事を踏まえて、ブロンプトン弐号機のハンドルをどうすれば良いのか。

Sモデルには「Pハンドル」は使えません。ステムの交換が必要。さらに、ブレーキおよびシフトケーブルも長さが足りなくなるため交換となります。

無理に弐号機も「Pハンドル」にすると初号機との住み分けがますます難しくなります。

純正の「Sハンドル」で近場を走った印象としては、やはり短距離専用といえます。短い距離をそれなりの速度で走る場合に適しています。ゆっくり走るのならば「Mハンドル」が適しています。

興味本位で購入した「バズーカ マルチポジションハンドルバー」。

実用的なポジョンにすると折り畳みに支障が出ます。折り畳めるポジションではオフセットがゼロに近い状態になるため、ハンドリングがクイックになりすぎて直進安定性が悪くなります。ということで「マルチポジションハンドルバー」はブロンプトンには使えません。

初号機で使っていた「ズーム ライザーバー AL-156」。

これで激坂巡りをしてみましたが、バーエンドバーが折り畳みに干渉するため、折り畳む時にネジを緩める必要があります。さらにSモデルのケーブルは「Sハンドル」にちょうど良い長さになっているため、「ズーム ライザーバー AL-156」ではケーブル長が少し足りず、折り畳む時に苦労します。

そこで、ライズ幅(上がり)が少ないライザーバーを試してみます。


Bazooka(バズーカ) FUN RIDEハンドルバー 25.4 シルバー (amazonで2100円)

Sハンドルに合わせてシルバーを選択。長さはSハンドルが520mmでFUN RIDEハンドルバーが600mm。シフター、ブレーキレバー、バーエンドバーを仮止めして、折り畳みに干渉しないのかチェック。

ハンドル幅は「Sハンドル」に合わせることにして、それにバーエンドバーの分を上乗せ。ということで左右とも30mmほどカット。


バーエンドバーを上りで使える角度にすることができました。


これなら折り畳みに干渉もしません。折り畳んだ時の幅が少し広くなってしまいましたが、駅のロッカーなどに収納しようとは思わないので、これで十分。

少なくとも200km程度は走ってみなければ、このハンドルで良いのか分かりませんが、二台とも「Pハンドル」というのは面白みに欠けるので、「このハンドルでOK」となることに期待です。

この先の予定としては、初号機での「日本一周」が終わった後は、二号機を旅に使いため、ハンドル+ステムをトレードさせます。「20速+Pハンドル」ならば、さらに過酷な旅にも耐えられそうな予感。



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