ブロンプトン弐号機の最適解を求めて試行錯誤の連続

弐号機についてはブルベのように“ひたすら走る”ロングライドに適した仕様を目指していますが、初号機と同様に「Pハンドル」に交換させるのが一番手っ取り早いのは事実です。「Pハンドル」は理想的なハンドルでロングライドに適しています。

弐号機を「Pハンドル」に交換するくらいなら、初号機をロングライドにも使えるようにさらに進化させるのが本当の最適解かもしれません。しかし、それでは弐号機の出番がゼロになり、あくまでも初号機のバックアップ要員という役目になってしまいます。

初号機を20速化や12速化させるのを躊躇っている理由はもう一つあります。過酷な「ブロンプトンの旅」に耐えられる仕様というのは「壊れにくい」ということが一番重要です。多少の不便さはエンジン強化と工夫でカバーできますが、遠征先で機材のトラブルを起さないことが大切。よって多段化も度が過ぎるとトラブルの要因になるわけです。日帰りのロングライドなら「リタイア」も仕方がありませんが、飛行機などを利用した遠征ではそうはいきません。

ということで、20速化させた弐号機のセッティングの方向性としては「ロングライド仕様 = 長く走っても疲れない」となり、先日の「弾丸ツアー 岡崎城~駿府城跡」の結果を踏まえてセッティング。

ノーマル状態のSモデルのポジョンではとてもロングライドなどできません。Sモデルはあくまでも短距離を速く走るためのものです。ハンドルを「Bazooka FUN RIDEハンドルバー 25.4 シルバー」に交換させてノーマル状態より少しハンドル位置を高め、さらにバーエンドバーを装着して「岡崎城~駿府城跡」を走ってみたところ、「楽に走る」「速く走る」の微妙なバランス加減のせいで、いつも以上に負荷を掛けて走ってしまい、膝を痛める始末。

そこで、「SATORI ABERHALLO ハンドルポジションチェンジャー」を使ってハンドル位置をさらに高めますが、ケーブルの長さが足りなくなり、折り畳めません。仕方なく折り畳めるように少し手前に倒して走ってみますが、ハンドルが近すぎる感じがするため、ハンドル操作に慎重さが必要。

さて、ポジション出しのためにハンドル位置を変えて「琵琶湖一周150kmコース」走ってみましたが、速度が若干落ちた代わりに多少なりとも快適になっています。やはり、ブロンプトンは身体を起した状態で乗るのが良いようです。Pハンドルの快適さはママチャリポジションにあります。Mハンドルに比べてPハンドルは剛性があるため上りに強く、さらに下ハンも使えるため向かい風にも対応できます。

ということで、今回のポジションをベースにもう少し煮詰めていきます。



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