闘魂激坂巡りフルコース編

激坂遊びの集大成として、「激坂遊びコース」と「ヒルクライムコース」をいろいろと組み合わせて獲得標高3000mオーバーに挑戦します。ターゲットは「激坂の村積山」「焙烙山ヒルクライム」「試練の加茂広域農道」「激坂の千人塚」「旭高原元気村ヒルクライム」にしましたが、さて完走できるのでしょうか…

本日のコース

今回のコースはざっくりで「起承転結」の4つに分けることができます。フルコースなら全て走れば良いし、途中で力尽きてもどこからでも豊田市内に戻ることができるような設定にしてあります。

闘魂激坂巡りフルコース編(起)
走行距離34km
獲得標高1081m


激坂巡りのスタート地点は「岩津天神」の西口です。スタートして100mほどでいきなり激坂になっていますが、ここは無理せずに“えっちらおっちら”ダンシングで上ります。真福寺の激坂に備え、平坦区間で脚を休めて、再び激坂区間を上りますが、心肺機能温存のためシッティングで上ります。今日は長丁場になりますので、筋力と心肺をバランスよく使っていきます。


ほどなく「村積山」の入り口に到着。あの千人塚に次ぐ激坂の難所「村積山」については、できれば避けたいところですが、ここを外すと「闘魂」にならないため、気持ちが萎える前に上ってしまいます。しかし、激坂ロングライドの序盤にこれをもってくることは賢い選択ではありません。

アタック直後からダンシング必至です。とてもシッティングでは上れません。さらになぜか今日はいきなり“もがき”のダンシングになっています。ホイールベースが短いアンティーコで前荷重のダンシングをすると非常に不安定になるため、落車の恐怖との闘いになるため精神的によろしくありません。ふらふらと上り続け、ようやく緩い区間に入って、リアスプロケットを覗き込むと、なんと一枚残っていました。うーん、最近“勘違い”で苦しむことが多い。

村積山のセクター2は超激坂に加えて路面状態が悪いため、できればダンシングを封印したいところです。中間地点辺りまでは、なんとかシッティングで上ることができても、やはり後半は踏ん張ることができず、再び“もがき”のダンシング。何度もSTIレバーを倒そうとしても、今回ばかりは既にファイナルローです。リアタイヤが枯葉に乗ってしまうと体制が崩れ、ひっくり返りそうになりますが、なんとか持ち直して突き進みますが、相変わらずラスト10m地点で体力的に限界に達します。ここからは精神力でなんとか乗り切って…


村積山ゴール。走行タイムは「8分19秒」。心拍数が185に達する危ない闘いでした。今日もセクター3は走りません。心拍数が落ち着くまで小休憩。ほんと、ここを上ると体が壊れそうです。

この後は恵田町の田舎道を通り、奥殿側の峠道を走って東の方角へ向かいますが、この峠道が結構キツイ。


「滝脇小」の急坂では、ケイデンス60rpmくらいで回転軸を意識ながらじっくり上ってみました。ただ走るだけでは得るものがないので、今日は少しでも余裕があれば基本的なスキルアップのための取り組みもやっていきます。


松平郷でトイレ休憩後、さらに山奥へ突き進みます。


結果的に山をぐるっと回ることになりますが、「焙烙山ヒルクライム」のスタート地点に到着。実は、このスタート地点に来るまでに結構な上りになっていて既に疲れています。


焙烙山ゴール。走行タイムは「22分ジャスト」。ムリせず心拍数が155~160の範囲で収まるように上りました。ロードで上ると、かなりキツイ焙烙山ですが、アンティーコならサイクリングレベルのヒルクライムに収まります。ちなみにロードの時のタイムは「23分30秒」でした。


雪解け後の焙烙山の路面はこのような状態ですので、とてもダンシングで上れるような状態ではありません。


10時10分、国道301号のコンビニに到着。ここが「起」の部のゴールです。ここから先は補給ポイントが全く無いため、しっかり食べておきます。朝食を多めに食べても摂取するカロリー量はそれほど多くないため、「起」のコースを走るだけで消費されてしまいます。いちおう“なんちゃってカーボローディング”をやってあるため、多少の蓄えはされているハズ。

パンを食べていると会社から電話………(「地震」絡みで)。対応策を電話で指示したりして15分ほどタイムロス。


闘魂激坂巡りフルコース編(承)
走行距離32.6km
獲得標高1025m

「承」の部は試練の加茂広域農道を走りますので、ひたすら忍耐。


加茂広域農道のセクター1「もみじ街道」は相変わらずキツイ。ここでムリすると本日のメインイベントにたどり着けないため、坦々と黙々と上り続けます。


引き続きセクター2に突入。ここはあっと言う間に終わります。


セクター3は少しだけ上って、そこからはひたすら下ります。とにかく下ります。これでもかというくらい下るので疲れます。


そしてセクター4です。セクター3で「なぜここまで下るの?」のツケがセクター4に回ってきます。初めて走る人は「もう勘弁してください」と嘆きたくなるでしょうね。私は二度目ですから坦々と上るだけです。


空に向かって上り続けるような印象を受ける直線区間を上り終えて小休憩。ともかく「加茂広域農道」を全線走れば精神的に強くなること間違いなしですよ。


最後にセクター5です。セクター5の上り区間が終わった後に右折して「転」の部のコースへ向かうため、セクター6にはいきません。


闘魂激坂巡りフルコース編(転)
走行距離18.2km
獲得標高744m

13時5分、「転」の部のスタート地点に到着。何事も起承転結の「転」は一番盛り上がることが求められるため、闘魂激坂巡りフルコース編の「転」の舞台は「千人塚」と「元気村」です。


激坂の魔王「千人塚」に三度挑みますが、正直言って「ここはもう嫌!」ですよ。一回目は限界ギリギリの闘い。二回目は超激坂仕様で楽勝。三回目の今回は激坂仕様ですので、ちょっとギアが足りないことが予想できます。つまり、「限界ギリギリの闘い」になることが明白なのです。

三度目ですから途中の模様はバッサリ省略。


千人塚ゴール。走行タイムは「19分14秒」。一度目のタイム「18分33秒」より遅いとは。これはハイケイデンス走行の練習してきた影響でシッティングのトルクが細くなってしまったからです。一度目の時は、殆どの区間をシッティングで上れたのですが、今日はコースの半分くらいは“もがき”のダンシングになっているため、上るのに必死すぎて非常に無駄が多かったと思われます。心拍数が185に達していたため、こんなところを必死になって上ると体を壊しますよ。(今日は、千人塚を上る前に獲得標高2000mを超えているので、その影響もあるかも)

この後は千人塚を東側へ下ります。その道路は「裏千人塚」と命名したくなるほど「ヒルクライム向き」のコースになっています。道路状態は西側より“まとも”です。もちろん勾配はキツイのですが、20%ということはないため、ちょっとムリすれば上れそうなコースです。


ぐるっと回ってきて矢作ダム。


本日のラストイベント「旭高原元気村ヒルクライム」のスタート地点に到着。


元気村ゴール。走行タイムは「39分44秒」。前回の超激坂仕様のタイムが「41分27秒」でしたので、このコースなら激坂仕様がちょうど良さそうです。といってもスタート直後から「今日はもうダメ」という雰囲気で、心拍数が全く高まりません。エネルギー切れ間近なのか体が勝手に省エネモードに入ってしまったようです。残り2km地点までは心拍数155前後、そこからゴールまでは心拍数145前後。頑張りたくても体が反応しません。

時刻は14時50分。ここで15分休憩。


「結」の部は前半がひたすら下りです。今日上ってきた分をいっきに返してもらうという雰囲気ですが、午前7時35分から上り始めて、ようやく終わったのが午後3時ですからね。「下りいらないからもう休ませて」という気分になりますが、とにかく自走で帰るしかありません。

闘魂激坂巡りフルコース編(結)
走行距離40.3km
獲得標高233m

心拍数はさらに下がり続け、平坦区間に入る頃には心拍数130前後を維持するだけでいっぱいいっぱい。油断すると120近くまで落ちてしまいます。「もう少しだけ持ちこたえてくれ~」と祈りながら…


なんとか水源公園まで戻ってきました。カロリーが高そうなリンゴジュースを飲みながら、まったりと過ごします。なんとか動けそうな雰囲気になったところでラストスパート。

午前7時15分出発、午後5時30分帰宅。走行距離は約140km(獲得標高:3135m)でした。そしてアベレージは驚きの17.1km/hでした。一日の走行の半分以上が時速10km未満でしたので、当然といえば当然の結果です。勾配8%以上の坂を一日中ひたすら上っていると筋肉がボロボロになりそうです。

本日の補給品
・パン3個
・携帯補給品4本
・アミノゼリー1個
・アミノバイタル(粉末)1本
・クエン酸(粉末)1本
・栄養ドリンク1本
・ブラックサンダー2個



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