お盆期間から天候が不安定な北海道ですが、予想に反してお盆を過ぎても天候が好転しません。北海道遠征の第二弾のメインイベントである「利尻島＆礼文島」を残念ながら諦めることにしました。

2週間ほど掛けて練りに練ったスケジュールでしたが、出発直前になって正味3時間ほどで宿の手配も含めてスケジュールを変更したわけですが、あれこれ検討していた時のボツ案が数多くあるため、宿の確保さえできればなんとかなってしまうものです。

北海道遠征第二弾の最終的な走行ルート

20130821旭川空港～旭川～羽幌
距離: 166.5km
高度上昇値: 566m
平均スピード: 21.3km/h
08:18:03 ～ 18:32:02

20130822羽幌～稚内
距離: 157.9km
高度上昇値: 757m
平均スピード: 21.6km/h
07:42:16 ～ 17:46:27

20130823稚内～猿払
距離: 78.3km
高度上昇値: 374m
平均スピード: 20.3km/h
05:57:52 ～ 12:10:28

20130824猿払～紋別
距離: 170.3km
高度上昇値: 644m
平均スピード: 22.2km/h
07:33:20 ～ 17:09:45

20130825紋別～網走
距離: 132.6km
高度上昇値: 686m
平均スピード: 19.8km/h
08:08:47 ～ 17:52:47

20130826網走～女満別
距離: 25.9km
高度上昇値: 257m
平均スピード: 17.0km/h
07:13:11 ～ 09:10:50

ここからは遠征先からつぶやいたものに加筆＆修正して転記します。

8月20日

午前中は仕事で、午後から半休。7連休以上の場合は特別な申請が必要なため6.5連休。

高速バスで中部国際空港へ行き、フライトの待ち時間でちょっと早めの晩御飯。セントレアの一刻堂。

新千歳空港に到着。ちょっと寒いくらい。札幌経由で旭川へ。

指定席車両は、まるで貸し切り列車。

午後11時50分頃にようやく宿に到着。

セントレア→旭川空港のフライト代金と、セントレア→新千歳→旭川駅＋前泊の代金はほぼ同じだが後者はさすがに疲れる。前者だとフライトの時間が午後のため実質3時間しか使えない。

8月21日

前回のゴール地点から再開のため、今朝は空港バスで旭川空港へ移動。８時２０分、旭川空港をスタート。

予定していたルートを少し変更しようとしたらいきなりミスコース。ナビにガイドさせて復帰。この「プラタナス並木」を走ってみたかった。約３kmも続く並木は涼しくて快適です。

旭川から国道１２号を走るとトンネル入口で自転車通行禁止の看板。怪しい迂回路を走ると、なんとか自転車道が出現。旭川から神居古潭まで続いています。

アイヌの聖地。カムイは神居だったことを初めて知った。

今回の遠征のルート決めはこれのため。できればお盆前がベストだったが、８月の北海道はお盆期間が終わるまで全てが割高感であるため今日になったら。日本一のヒマワリ畑は一見の価値あり。

ヒマワリ畑を眺めていると突然のどしゃ降り。休憩場へ避難して休憩がてら軽めの昼食。

２０分ほどで雨が上がり再び良い天気。さてここから羽幌までひたすら走るのみ。残り９０km。

北竜から留萌までの区間は補給ポイント無し。区間距離が長すぎる。

心身共に疲れたので留萌のコンビニで休憩後、ちょっと寄り道。

これも灯台。５kmほど灯りが届くらしい。

今朝の走り始めの気温は２１℃、昼間も最高で２７℃、夕方近くになると２４℃。すでにコスモスが咲いています。愛知県より１か月早い。

ブロンプトンの場合はひたすら走るというのは体調次第ですが苦痛になってくる。最近は睡眠不足が続いたため、とにかく早く横になりたい。少しでも気になるものがあればちょっと立ち寄ってみます。

北海道限定という怪しいドリンクを購入してみると、カフェインがコーヒーの３倍も入っているらしい。これで少しは気合いが入るだろうか。

羽幌の夕陽がとても美しいらしいので、日の入り時刻の少し前に羽幌に着くペースで走るが、１７時５０分までは太陽が見えていたのに、夕陽は残念ながら雲の中。コンビニで焼酎を仕入れて宿に到着。１８時３０分。予定より走行距離が１０km多かったため３０分遅れ。

いただきます。

北海道に乾杯。北海道産の焼酎って無いんだね。

8月22日

羽幌の宿を7時40分スタート。本日も約160kmの予定。

ロマン街道を北上すると、妙に腹がゴロゴロするので、道の駅にピットイン。展望台の景色が素晴らしい。

道の駅「てしお」で昼食タイム。

サロベツ原野の道路沿いには補給ポイントが皆無だろうから、てしおのコンビニで補給品を確保。

何も無い快適な道路。

利尻島を見ながら北上。明日からの天気が悪いため、行くことを断念した利尻島と礼文島。機会を改めて行こう。

サロベツ原生花園を散策。

宮の台展望台からの景色も良い感じ。

今日もラストスパートで、これ。

再び海沿いの道に戻ると向かう先の空が。。。

ノシャップ岬に到着。

運良く晴天のサイクリングとなりました。

最後に稚内公園に立ち寄り、17時間45分頃に宿に到着。

哀しすぎる。稚内で旨いものを食べる予定が、どこも19時で閉店なんて。。。

8月23日

宿を6時スタート。宗谷岬目指して快走中。

ついに日本最北端の「宗谷岬」にやってきた!!

土産は宅配で送る。

阿蘇のような景色。

のどかな景色。

わくわく。

塩ホタテラーメン、大盛り。きたよ。

そろそろやばい雰囲気。

なぜか晴れている。ものすごい向かい風。

豪雨になりそうな予感。

こけももソフト

12時10分、宿に到着。宿まで後５分のところで豪雨。

最近の雨はいきなり豪雨になるので困る。数分で道路が川のようになり、すぐにやむ。

北海道は来週も天気悪いのか。３週間ずっと不安定。まるで雨季のようだ。

ご馳走だ。蟹もあるよ。

北海道の明日の予報が竜巻、突風って。。。

8月24日

寒さで目覚める宗谷の朝。本日の最高気温は２１℃。。。

今日は天気が荒れることを覚悟して、宿を７時３０分スタート。女将さんお勧めのルートを走ります。車が殆ど通らない快適な道路。女将さんによると廃線を利用したサイクリング道路があるらしい。

まさかこれなのか？ 熊が出没するサイクリングロード。せっかくですから。。。

熊避けの代わりに音楽を大音量で突き進みますが、この先しばらくするとあれ放題の獣道のような雰囲気になる。

なんじゃこりゃ。もう無理です。諦めてUターン。ネタにはなったが大幅なタイムロス。

9時頃からいきなりどしゃ降り。20分ほどで小雨になり、クッチャロ湖に着く頃には雨が止んだ。しかし、相変わらずの向かい風に苦しむ。この先、85km地点までアベレージ20km/h程度。ペース上がらず。

昼食をまともに食べる余裕無し。コンビニで済ますが、オホーツクルートにはコンビニが非常に少ない。まるでブルベのPCのタイミングでの補給。

心配していた天気は奇跡的に青空が見える。まさにミラクル。

それにしてもオホーツクルートは何も無い。ひたすら走るのみ。こういう時はブルベの経験が役に立つが、ブルベより過酷。

何となく気になったので、おこっぺアイスを食す。これは旨い。

地図で見る限り海沿いの道路のように見えるが、実は海から離れていて紋別の手前でようやくオホーツク海を見ながら快走出来ます。 雨中走行を覚悟していたが、奇跡は起きるものだな。上手いこと雨雲の隙間を走っていて、晴れ間もあった。

ご馳走だ。ホタテのオンパレード。オホーツクって言ったらホタテ貝なんだね。ホタテ旨し。一度にこれほど多くのホタテを食べたのは初めて。

車で走った時は稚内から網走まで一日。自転車だと二日半。あのときも何も無いから一気に網走までドライブしたけど、ホント何も無い。この区間だけは走りたくなかったけど、天候が荒れる予報だったので急きょ変更して、結果的にこのルートになった。なんとか耐えられたのはブルベ効果だな。

8月25日

遠征でも5時起きの日々。紋別の朝は寒い。窓が開いている訳でも無いのに。

週間予報では日曜日は晴れになっていたので、スケジュールを変更したときに観光ポイントが多い網走を組み込んだ。しかし、予報はあてにならず、雨確定。紋別の宿を８時５分スタート。朝食バイキングだとついつい遅くなってしまう。

巨大な蟹のツメ。なぜこれがあるのかは不明。とくに説明も無し。

怪しい空模様の中、期待を込めてサロマ湖の龍宮台展望台にやってきた。ここに立ち寄るだけで約１７kmも余分に走る必要あり。写真の右側がサロマ湖、左側がオホーツク海。正直言ってガッカリ景色。

余分なことをしたツケは最後に来るのですが、10時頃から雨が降り始め、あっという間にどしゃ降り状態。

サンゴ草群生地に立ち寄ってみましたが、見頃は9月下旬らしい。気分転換の散策。

海じゃないよ。サロマ湖からなかなか離脱できません。なんて巨大な湖なんでしょう。

網走、紋別、北見に大雨警報が出ているなか走り続けますが、そろそろ嫌になってきた。

あれ？なんだろう。。。なんと自転車道がある。説明によると、これを走れば網走まで行ける。

こんな感じのサイクリングロードが続いています。国道の路肩は水溜まり状態で、ペースが大幅にダウンするため、サイクリングロードをマッタリ走っても所要時間は大して変わりません。

防水デジカメでパシャリパシャリと撮りながら走ると、ゴール間際で網走湖。

唯一の観光ポイントに立ち寄ります。実はタイムロスがあまりにも大きすぎて、ここしか観光できないのです。時刻はすでに16時30分。晴れなら15時には着いていたハズ。

約1時間ほどの観光でした。土産を購入して宿へ。17時50分頃にゴール。

ご馳走だ！

腹いっぱいになった。丈夫な胃腸をくれた親に感謝。さて焼酎タイム。

今年も異常気象だな。異常さが年々酷くなる。

8月26日

おはようございます。今朝もバイキングでお腹いっぱい。

遠征最終日はスケジュールを変更した都合上、単なる移動日。宿を７時１０分スタート。

旭川行きの特急の乗車駅は網走駅または女満別駅。次回の繋ぎのために女満別駅を選択。９時４５分の列車に乗り遅れたら本日の帰宅は不可能になるため、あまり寄り道はできない。

最後の立ち寄りポイントの朝日ヶ丘公園。向日葵畑があるはずだが、すでに刈られた後だった。

9時10分、女満別駅に到着。

次回はここからリスタートとなります。

日曜日と月曜日は晴れる前提でルートを修正したけど、雨だった。代わりに土曜日は雨を回避。最終日が２時間しか使えなかったのは残念。網走で宿泊ではなく、夜のうちに旭川へ移動しておけば、最終日は６時間使えたが。。。網走で御馳走を食べたので良いか。ホテルのフロントの対応もとても良かった。

前回とは違って今回は雨で残念感が漂うので、もう１本、北海道編をやるか。女満別→釧路→阿寒湖→帯広→襟裳岬→苫小牧 で４泊５日。

出発の地、旭川に戻ってきた。旭川、暑い。網走と全然違う。

最後もやっぱりこれ。

午後7時ごろ帰宅。

北海道の焼酎。

旅費

8月20日	東名上郷 16:20 – 17:10 中部国際空港	1,400 円
	ANA 717　名古屋(中部)(19:00) – 札幌(千歳)(20:40)	14,400 円
	新千歳空港駅 21:16 – 21:55 札幌(直通) 22:00 – 23:20 旭川駅	5,750 円
	夕食、おやつ、ドリンク、その他	1,917 円
	藤田観光ワシントンホテル旭川 (素泊まり)	4,040 円
8月21日	旭川駅(旧アサヒビル前) 7:20 → 7:55 旭川空港 空港バス	570 円
	昼食、おやつ、ドリンク、その他	2,227 円
	佐渡屋旅館 (2食)	7,350 円
8月22日	昼食、夕食、朝食、おやつ、ドリンク	2,326 円
	旅の宿　うぶかた (素泊まり) (※洗濯)	5,000 円
8月23日	昼食、おやつ、ドリンク	1,851 円
	笠井旅館 (2食)	6,000 円
8月24日	昼食、ドリンク	1,048 円
	紋別セントラルホテル (2食) (※洗濯)	8,300 円
8月25日	昼食、ドリンク	682 円
	観光 網走監獄	1,050 円
	網走北海ホテル (2食)	7,000 円
8月26日	昼食、ドリンク	562 円
	女満別駅 9:45 – 13:11 旭川駅 特急 オホーツク4号 札幌行	6,930 円
	旭川駅(旧アサヒビル前) 13:45 → 14:20 旭川空港 空港バス	570 円
	ANA 326　旭川(15:20) – 名古屋(中部)(17:15)	24,900 円
	中部国際空港 17:45 – 18:35 東名上郷	1,400 円
	土産	7,380 円

交通費	55,920円
観光、土産	8,430円
昼食、おやつ、ドリンク、その他	10,613円
宿泊費	37,690円
総合計	112,653円

レポート
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