いろいろ迷走しましたが日本一周のゴールが近い

ブロンプトンの遠征については、いろいろと迷走してきました。飽き性ゆえに途中でやめてしまう可能性もあり、やり始めたらとことんやらなければ気が済まない性格でもあり、さてどちらが勝つのだろうかという状態で続けてきた「ブロンプトンの旅」。

最初に始めた企画としては「東京→大阪」で、東京の日本橋から愛知の熱田までは東海道を走っています。そこから先は「東海道を走るだけではつまらない」という気まぐれで関ヶ原に向かい、米原、彦根、近江八幡までは定番で、ここからも「思いつき」で近江神宮から田の谷峠を越えて京都入り。そして奈良観光の後はネタ系で暗峠を越えて大阪入りして通天閣がゴール。

しばらくすると「東京→大阪」の続きがやりたくなり、大阪から兵庫、岡山では面白くないため、「桜巡り」を目的として大阪市から和歌山市に向かう。フェリーで徳島市に渡り、海沿いに高松市へ。瀬戸大橋は自転車で渡れないため、一区間だけ輪行して、児島駅から桜を求めて岡山駅まで。ここでいったん中断。

夏場はロードで走り回り、秋が近づくと再び遠征がしたくなってきた。ちょうど「しまなみ海道」が話題になってきた時期だったこともあり、「しまなみ海道」と「とびしま海道」を走ることにしてあちこち立ち寄りながら広島まで。

広島まで来たら下関市まで行ってやろう思うも日程的に厳しいため、山口市で分割して実行。2回に分けたことで後半に余裕が持てたため、九州に上陸して佐賀市ゴール。

ここまでのルートはこのようになっています。

最終的な走行マップが出来ていないのにも関わらず四国エリアを走り、さらに紅葉の季節に走りたかった耶馬溪を先行してクリア。

さらに「東海道ネタの次は中山道ネタでしょう」ということで関ヶ原から日本橋まで走破。この区間は無理やり感が大きかったため、岐阜エリアと長野エリアは改めてやり直しています。

九州エリアの当初の計画案は、高千穂から宮崎に抜けて佐多岬へ向かうルート、長崎から天草、熊本、西側の海沿いで鹿児島へ向かうルートの2本立てでしたが、悪天候のために予定が大幅に変わり、結果的に一筆書きに近い形で福岡から鹿児島まで走っています。

九州エリアが一筆書きルートになったことで、オフシーズンの間に考えたのが「佐多岬~宗谷岬」の区間を結ぶルートに46都道府県全ての県庁所在地を含ませることです。「しまなみ海道」と「とびしま海道」のところを少しやり直せば「一筆書きで日本全国制覇」になります。

その案で2013年シーズンに突入。しかし、「新潟・福島・山形・宮城」の遠征中に「会津若松の観光時間を確保したい」と思ったことで「新潟市→会津若松市」の区間をワープ。

その後の北陸、東北、北海道、山陰の遠征を付け加えると、このようになります。

要するに「新潟市→会津若松市」の区間も予定通りに走っておけば、「一筆書きで日本縦断全国制覇の旅」は完結していたのです。実は「日本縦断」から「日本一周」に変更したため、点線の箇所とは別のところを走っています。

何度もやり直す余裕も無くなり、最終的な走行マップが完成したのは山陰遠征の直前。

赤いラインがAルートでピンクラインがBルート。この二つを合わせると日本一周になります。

最後まで悩んだ点は「長野県」です。どこかのエリアにくっつけようとすると必ず無理やり感が出てきてすっきりしません。そこで、関ヶ原と日本橋の区間を中山道と東海道の2本立ての“ぐるっと一周するルート”にしてAルートにくっつけます。「日本橋~熱田」の区間はAルートとBルートの2本になりますが、Aルートはシンプルに東海道で、Bルートを観光メインのジグザグルートにしてあります。

現在までの走行済みマップ。

11月後半で九州エリアを走ります。Aルートで「阿蘇神社~豊後大野」、Bルートで「大観峰~八代~人吉~出水~南さつま~指宿」。これで九州エリアもクリア。

11月後半の熊本・鹿児島の走行予定コース

一筆書きになっている九州エリアをどこで分割して「日本一周ルート」にできるのか悩んだ結果、「阿蘇」で分割することにしました。阿蘇遠征で立ち寄ったポイント「大観峰」と「阿蘇神社」を使えば、「日本一周」のAルートとBルートを作ることができます。

紅葉の時期に熊本に行くのならば紅葉スポットに立ち寄りたい。そこでルートが複雑になりますが「菊池渓谷」と「球磨川(くまがわ)」の景色を楽しむことにします。

九州エリアが終わると、残るは北海道の網走から岩手の花巻までの区間のみとなり、ようやく日本一周のゴールが見えてきました



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