平地を走るロード乗りの小デブ率

静岡遠征で面白いことに気が付きました。それは「平地を走るロード乗りの小デブ率」です。集団ではなく単独で走っているロード乗りに関してですが…

“小デブ”の定義は何なのかややこしいですが、「10kg減量云々」という話はいろんなところで出てくるので、「標準体重+10kg」なら“小デブ”確定です。自転車の話に限らず「BMIは24以内」というのも一般的ですが、真剣に自転車を走らせるのなら「BMIは23以内」が良いです。ということで身長170cmなら「66.5~73.5kg」を自転車乗りの“小デブ”と勝手に定義します。それより重い場合は、食事面を含めて真剣にダイエットしましょう。

三保の松原から御前崎までの区間、距離が結構ある割にはロード乗りを見かける頻度が非常に少なく、愛知県ほどロードがブームではないのでしょうか。愛知県の海岸沿いの道路を走ると数えきれないほど出会うものです。そして、それっぽい雰囲気がする人たちが多く、たまには“小デブ”さんも見かけますが、割合としては非常に少ないです。

私の場合は、三河の山間地を走ることが多いのですが、山間地に関して言えば「ロード乗りの小デブ率」はゼロです。見かけるのはスリムな人たちばかりです。

話を静岡遠征に戻すと、そこで見かけた数少ないロード乗りの「小デブ率」は30%ほどでした。これが多いのか少ないのか分かりませんが、もともと走っている人数が全般的に少ないため、目立つのかもしれません。

「デブだから大食い」「大食いだからデブ」と同じで、「小デブだから平地を走る」「山間地を走れないから小デブ」なのか…

私の場合、体重83kgオーバーの時に山間地を走って挫折して、それでもいろんな所を走りたいため、試行錯誤しながらも走り回って体重を落としていき、70kgを切るくらいになると山間地の割合も増え、64kgを切るとヒルクライムがメインの遊びになってきました。

体重を減らせば走る場所をもっと増やせるのに、「坂が嫌い(上れない)」「別に平地でいいじゃん」と気が向いたときに平地ばかり走るだけでは“現状打破”は不可能でしょうね。

今回は長時間の輪行でしたので、電車内で『高千穂 遙 (著)「ヒルクライマー宣言 自転車で山に登る人」』を読破しました。すでにヒルクライムを楽しんでいる人には全く参考にならないと思いますが、「ヒルクライムを始めたばかりの人」や「興味があるけど切っ掛けが…」という人が読むと多少は参考になります。多少というのは、あくまでも趣味の範囲で楽しむヒルクライムのお話ですから、レースなどで記録を求めるものではないです。ですから私は面白く読めました。「山なんて…」と敬遠している小デブさんにも「ヒルクライマー宣言」をお勧めします。



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