ビアンキLupoDでジテツウサイクリング

季節は既に「夏」という雰囲気で、とても昼間の時間帯を走る気になれません。ジテツウをしているため、ムリに地元でロングライドをする必要はなく、週末は午前中で帰ってこれる80~100kmのライドで十分。峠巡りの県外遠征の時はそれなりに走るとしても、往復の移動もあるので、いつもの「120km+2000m」程度でしょうか。

しかし、週末の走行距離が激減となれば「4週間で1000km+10000m」がピンチになります。ジテツウの復路なら涼しい時間帯に走ることが可能なため、復路で距離を稼ぐというのもありですが、できれば暗くなる前に帰宅したい。ならば往路でとなるわけで、いつもよりさらに30分早く自宅を出発して、山間地トレーニングのコースを延長させます。

ジテツウの山間地コースは、「峠でUターンする」「ぐるっと回って峠を経由する」の2パターンあります。

精神的には走った気になれる後者が楽ですが、トラブル時にショートカットができないのが難点です。もともと20分ほど時間に余裕を持たせたコース設定をしているため“パンク”程度なら対応可能ですが、何があるのか分からないのが「自転車」です。

心配ばかりしていては、ジテツウではなく、早起きして自宅周辺をグルグル回れば良いじゃんとなってしまうため、その時はその時と開き直って、さらなる山道でトレーニングをすることにしました。ロングコースの場合は、キャスパーではなく、ビアンキLupoDを使用します。キャスパーで基礎トレーニングは十分にできますが、ロードに必要な筋力はロードを乗ることで付けることができます。しかし、ニローネでジテツウというわけにはいかないため、LupoDの登場というわけです。多少違う点がありますが、シクロクロスは“頑丈で重いロード”と割り切って走れば、ロードに乗った時に「なんて軽いんだろう」と感じるハズ。

キャスパーとビアンキLupoDを比較して違いを感じるのは「引き足」の使い方です。キャスパーの場合は意識して「引っ張り上げる」必要がありますが、LupoDの場合は回転の一部として引き足が使えています。これはポジショニングの関係かもしれません。

やはり一番大きな違いは「ダンシング」です。特に「アタックダンシング」についてはキャスパーでは不可能です。通常のダンシングでも違いがかなりあるため、ロードのためのトレーニングならばLupoDを使うのが妥当となります。ハイケイデンスクライムなら何を使っても同じですけど。

というわけで、ジテツウで夏季限定の山間地トレーニングを始めてみました。追い込むのではなく、あくまでも“サイクリング気分”のトレーニング。

偶然見つけた新しい道路が良い感じの急坂になっていたので、そこを基準に新しい復路のコースを設定して、キャスパーとLupoDで走ってみました。

復路の標高と勾配のデータ

距離:16.72km、高度上昇値:137m。

キャスパーで走った時のデータ

夕日を見ながら“まったり”気分で走ると心拍数が全く高まりません。

LupoDで走った時のデータ

ダンシングを活用することで心拍数を高めることが可能。

往路の標高と勾配のデータ

距離:30.97km、高度上昇値:349m。

ユーロビートを聴きながらのヒルクライムは良い感じのペースで走ることができます。平均心拍数は殆ど同じなのに、平均速度は昨日が22.6km/hで今日は23.1km/h。

このコースをニローネで走る場合はアウターで全ていけますが、重いLupoDの場合はインナーロー(34T、25T)を多用してしまいます。それだけ自転車の重量というものは“上り”のハンディになっています。



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