「中山道を走ろう」でトラブル発生と撮影機材のこと

「中山道を走ろう」ネタとしては「関ヶ原~米原」と「細久手~福島」の区間を走っているため、今回は「関ヶ原~御嶽」の区間を走ることにしました。このことで「御嶽~細久手」区間は最寄り駅へ向うルートがダブるため、結果的には「米原~福島」を多少のアレンジがあるとはいえ走破したことになります。


6時12分、三河安城駅から輪行スタート、刈谷駅で快速に乗り換えますが、まだ「日の出」前ですね。そして、寒波のせいで妙に冷え込みます。電車に乗っているのにウインドブレーカーを2枚重ねで着ています。


8時10分、関ヶ原駅から東へ向って走ると中山道の標識柱がありました。ちなみに関ヶ原の駅周辺は雪がそれなりに積もっていました。ここからはスタンプラリーのように旧道の風景を楽しみながら「宿」を巡っていきます。


垂井宿


赤坂宿

滋賀県方面の空は雨なのか雪なのか良く分かりませんが変な雲が漂っていました。岐阜方面は晴れ間が見えているため、進行方向は良い天気です。今日も順調に進むかなと3つ目の宿場町「美江寺」へ向っている途中でトラブル発生。

ポタリング仲間のJin君が大落車で顔面出血…

ナビでドラッグストアを検索して、まずは傷薬の買出しと応急処置。休日診療の病院を教えてもらうが「外科」は分からないとのこと。教えてもらった病院は「内科」だったため、当然ながら治療はしてもらえず、改めて「外科」を教えてもらうと、岐阜の中央病院。キズの痛みで苦しそうなJin君にも申し訳ないが自走で行ってもらうしかありません。結局、落車現場から十数キロ走り中央病院に到着。ここで傷口を3針縫ってもらい今日のところは様子見らしい。明日、Jin君の自宅近く病院で再検査。

このまま負傷したJin君を連れまわしてポタリングを継続するわけにはいかないため…


名鉄岐阜駅まで約7kmほど走り、輪行で帰宅。

今回のルートは年明けにもリトライかな。

三河安城駅-関ヶ原 1450円
名鉄岐阜駅-新安城駅 1020円

距離:43.38km(駅から自宅までの自走分を含む)
平均スピード:19.2km/h
高度上昇値:166m
平均気温:7.5℃

さて、大落車の原因ですが、「赤坂宿~美江寺宿」の区間が複雑怪奇になっていて、田んぼ道なのか生活道路なのか良く分からない車が殆ど通らない道を走っていました(後ほどルートを外れていたことが判明)。私はナビをチェックしながら走っているといつの間にかJin君が後方20mほどまで離れてしまったため、私は停車して待つことにしました。ナビを拡大表示して美江寺宿の場所を探していると「あっ!」と叫び声とともに私の真横を前転しながら飛んでくるJin君…

顔面から地面に落ちたJin君の出血は酷い。どうやらダホンから異音がするため、ずっと下を見て走っていたようで私が停まっていることに気が付かなかったらしい。直前で気が付いてフルブレーキング。追突したかしないかギリギリのところで体が前方に投げだされたが、ハンドルから手を離さず、かといってぐるっと体を回転させるわけでもなく、顔面から着地してしまい、思いのほか大きなダメージに受けてしまったようです。しばらく血が止まらずに流れていました。Jin君の怪我が早く完治することを祈ります。

ところで、「バックパック」を背負って走っている自転車乗りも結構要ると思いますが、これは諸刃の剣です。“クッション”の役目を果たせば背中から落ちた場合は、ケガを防いでくれる可能性はあります。ところが、堅いものを入れていて万が一にも背中から落ちた場合、どうなるのでしょう。デジタル一眼レフをバックパックに入れて走っている人が要ると思いますが、写真撮影を真剣にやっていた私からすると、そんなことは有り得ないことです。

堅いもの、重いものは自転車のバッグに収納して運搬すべきです。しかし、それでは振動のせいで機材が壊れる可能性があります。写真撮影と自転車走行の時間割を50対50でやっていた時期はデジタル一眼レフをいかに壊さないように運搬するのかが課題でいろいろと工夫してみましたが、結局諦めました。LupoDにカゴを付けてカメラバッグを収納したり、デジタル一眼レフをバスタオルでぐるぐる巻きにして大型のサドルバッグに収納してみたりしてみましたが、振動を完全に防ぐことなどできません。振動でデジタル一眼レフのミラーユニットを破損させる可能性が高いため、自転車側で対応させることは不可能。

だからといってバックパックに収納していては、人間が危険です。

ということで、私は移動手段が自転車の場合はデジタル一眼レフを使うことを諦めました。そもそもデジタル一眼レフを使う場合は、真剣に撮影する必要があるわけで、撮影に費やす時間がかなり必要です。自転車&真剣撮影の場合、走ることができる距離は60~80kmが限度です。中途半端なことをするくらいなら「自転車&真剣撮影」はしないという結論に達したわけです。

ロードの場合は「防水&対衝撃性が高い」デジカメを使っています。辿り着いた結論がそれだったのです。

ブロンプトンの場合は、少しだけ真剣に撮りたいという場所に行く場合は「E-P1」を持って行きます。ミラーレスのデジタル一眼ですので、落とさない限り走行中に壊れることはありません。写りはコンデジに比べたら遙かに良いわけで、デジタル一眼レフの代わりになります。

自転車の台数の増加とともに、撮影機材も再び増えてしまったというのは予定外のことでしたが…



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