ブロンプトンの旅装備を改良2013年版

8月、9月、10月の遠征に備えて、ブロンプトンの旅装備を改良することにしました。

数日の遠征となるとブロンプトンの巨大なフロントバッグだけでは荷物が奇麗に収まらず、「オーストリッチ LP-02 サドルバッグ」を併用して、サドルバッグをトップチューブに縛り付けて走行しています。しかし、雨中走行が確実の場合は雨具類が増えるため、雨具類と工具類をサドルバッグに収納してサドルからぶら下げ、衣類類の一部は簡易バッグに入れてトップチューブに縛り付けています。

※LP-02にはLP-03にモデルチェンジしたようです

このように荷物を分散しなくてもCバッグに無理やり収納することも可能ですが、フロント側があまりにも重くなりすぎると、ある問題が起きるのです。それは下りでハンドルが何故かブルブルと震えるのです。試しに少しずつフロントバッグから荷物を減らしていくと、ある程度のところからその震えが消えます。その目安は、ANAとかJALの小型機の機内荷物入れに無理なく簡単に収納できる大きさです。要するにCバッグがパンパンになるほど荷物を詰め込んではダメということです。

オーストリッチ LP-02 サドルバッグ」は一見便利そうに見えますが、これに重いものを収納すると上り区間で走りに問題が起きます。シッティングで坦々と上り、激坂は押し歩きというのなら何も問題はありませんが、私のようにダンシングを多用する場合は、このサドルバッグが左右に揺れまくって車体が不安定になるのです。よってダンシングではなく車体を振らない単なる立ちこぎで上ることになります。そもそもサドル周辺に重いものを収納すると走りが重くなるため、山間地を走る場合は圧倒的に不利になります。

まずは「サドル周辺の荷物」を改善します。


用意したものは「オルトリーブ サドルバッグマウンティングセット E97」。ロングライドの定番「オルトリーブ サドルバッグL」をブロンプトンでも使うというわけではなく、デッドストック状態にある「サドルバッグM」をようやく使うことにしたのです。オルトリーブのサドルバッグならサドルレールにカッチリと固定できるため、左右にグワングワンと揺れることはありません。ただし、重いものを入れると走りに支障が出るため、あくまでも「雨具類」だけを収納します。つまりは遠征期間の天候次第で「サドルバッグM」を使う使わないとなります。

雨具類はサドルバッグに収納するとして、工具類とその他走行に必要なアイテムをどこに収納させるのか。自転車の場合は走りの安定化のために、重いものはなるべく低い位置に搭載が基本。そこで「これだ!」と閃いたアイテムは・・・


オルトリーブの新商品の「オルトリーブ シートポストバッグ Mサイズ スレート」。赤いブロンプトンで使うため、カラーは「オーシャンブルー」ではなく「スレート」を選択。


さっそくブロンプトンに装着。予想以上に収まりが良いです。ブロンプトンのノーマルシートピラーのサイズは31.8mmですので、「オルトリーブ シートポストバッグ」を問題なく使えます。

輪行で駅構内の移動の時にバッグ類をどのように運ぶのかという問題についてはこれで解決します。


ダイソーの簡易リュック。105円なり。これに収納して背負います。

次なる改善は「フロントライト」です。「ブロンプトンの遠征」と「フロントライト」の相性が悪いのか、遠征の度に何かしらの問題がおきます。キャットアイのライトは雨中走行1回で壊れ、遠征先で購入したキャットアイのライトは、その次の遠征で電源オフしても、ぼんやりと点灯した状態でいつの間にか電池切れになる始末。ソーラーパネルのタイプに交換したところ、大分遠征の走行開始30分で落下紛失。遠征のために追加購入した「GENTOS 355B」は走行二日目にブロンプトンが倒れた衝撃で吹っ飛び、回収不能な土手に落下。今シーズンは「閃 SG-300」を使っていますが、ブロンプトンで使うには大きすぎて邪魔です。遠征の時は夜間走行をしないため、トンネル通過の時だけ必要になるフロントライト。何か無いものかと探してみると。。。

何やら「これは!」という雰囲気がするものを発見。


Blackburn(ブラックバーン) VOYAGER CLICK ヴォイジャークリック 3BB-VYG-CLK
電池は「CR2032」が2個必要ですが、「70時間点灯/140時間点滅」だそうです。ダメ元で試してみますが、とりあえずダイソーで電池を確保しておきました。


ハンドルに装着。なかなか良い感じ。


折り畳みにも支障なし。いちいち外す手間が無くなります。

そして輪行バッグについて。

飛行機輪行の時は「ちび輪バッグ」、近場の日帰り輪行の時は「イージーカバー」、そして往復ともJRを利用した宿泊遠征の場合は「トートバッグ」を使っています。8月2日現在でamazon価格が893円という超格安の割には、見た目はそれほど悪くは無く、そこそこの丈夫さもあり、なんといってもブロンプトンがピッタリ収まるという密かな大ヒット商品「キャプテンスタッグ 大型収納トートバッグM ブラウン」。


サドルがちょこんと飛び出るのも愛嬌があって見た目も良いのですが、JRの規約によると全て梱包させる必要があるらしく、今後はサドルが袋から出ていることを注意される可能性があります。そこで、トートバッグの開放口をシートで覆って中身が見えないように細工。これなら何が入っているのか分からないでしょうね。

まとめて1本の記事にしているため長くなりますが、まだ続きます。


先日の青森&北海道遠征の初日の雨中走行で壊れてしまったナブユー。液晶パネルは反応するため、不便ながらもナビとしての役割を果たしてくれて、なんとか迷子にならずに遠征を終えることができましたが、遠征から帰ってすぐに修理に出しました。エイデンの5年保証のお陰で今回も無償修理の範疇ですが、これで2回目ですので、次回は有償になってしまいます。

とりあえず何故壊れたのかをエイデンからもソニーに確認してもらえることになり、その回答が「生活防水仕様ですが本降りの中で使うことは想定していない」です。つまりドシャ降りの中で使えば壊れるのは当たり前とのことですが、今回は修理してもらえることになりました。エイデンの修理窓口の担当者さんが親切丁寧で助かりました。「8月上旬で使うので」「どうしても必要」とお願いして、エイデンからもソニーに「大至急修理」で手配され、ありがたいことに今週月曜日に戻ってきました。

で、修理されたナブユーを見て驚くことに、まるまる交換されています。今どきの「修理」は「ユニット交換」が基本とはいえ、ものの見事に全て交換されています。もとの部品は「裏蓋」のみ。シリアルナンバーの関係で裏蓋は再利用するしかないのでしょうが、新品交換みたいなものですね。

※当然ながら初期化された状態ですので、ファームウェアと地図データの更新は必要

メモリースティックも雨中走行で壊れてしまったので、これは新規購入。液晶が新品になった機会に、今さらながら液晶保護シールを使います。

ブロンプトンの遠征の時はナブユーはとても役に立ちます。「アトラスASG-CM31SP」はブルベ専用みたいなものですので観光サイクリングには使えません。ナブユーにはまだまだ活躍してもらわなければ困りますが、ソニーがナビから撤退してしまったためナブユーが壊れないことを祈るばかり。今後は雨が降ったらビニール袋に入れてウエストバッグに収納して、分岐点で悩んだ時にルートを確認という使い方になりそうです。ドシャ降りの中を走るというのは、そうそうあるわけではないのですが。。。

おまけで「8月前半の遠征」のことを。
8月前半の遠征
距離:646.2km 獲得標高:3593m
関東遠征「東京スカイツリーと千葉観光」の暫定ゴールとなった姉ヶ崎駅が今回のスタート地点となります。ぐるっと房総半島を周り、霞ヶ浦を経由して水戸、宇都宮、日光へ。奥日光の戦場ヶ原でハイキングを楽しんでから今市駅がゴール。紅葉時期になったら今市駅から再開して北上します。



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