2018年12月18日

「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO」も購入

「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO」は写りが非常に良い便利ズームですので、撮影旅行も「これ1本でOK」となるはずですが、3泊4日の京都撮影旅行には「EOS 6D MarkII + TAMRON 28-300mm F3.5-6.3 Di VC PZD」を使いました。「E-M5 MarkII + 12-100mmPRO」の総重量が最大の問題点ではなく重量バランスの悪さが原因です。

「E-M5 MarkII + 12-100mmPRO」を襷掛けして長時間歩くことは不可能です。かといって、いちいちバッグから取り出すのは撮影チャンスを撮り逃します。カメラバッグというものは重いため、少しでも軽くしたい場合のデメリットにもなります。

そこで「E-M5 MarkII」にグリップを付けましたが、それでも「12-100mmPRO」に負けます。新機種の登場ラッシュが待っているだけに勢いで「E-M1 MarkII」を買うというわけにもいきません。

そこでターゲットにしたのが「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO」。1月、2月の撮影旅行で使うために正月セールでポチッの予定でしたが、爆買いユーザーにさらに爆買いさせようセールのYahooショッピングの商法に乗せられてポチッ。納期が3週間になっていたため、正月明けに届くなら、正月セールと変わらないという目論見だったわけですが…

なんとポチッした2日後に届きました。某ショップの在庫管理はあてになりません。

届いたものは初期チェックしておく必要があります。


「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO」と「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO」の大きさを比較。

センサーの面積がフルサイズの四分の一のフォーサーズのレンズは「12-40mm」なら「換算24-80mm」となります。フルサイズ機で撮ったものを縦横とも半分にすればざっくりでフォーサーズと同じとなりますが、それをやるためにはそれだけのレンズの性能が必要です。ようするに、小さいセンサーなのにキッチリ描写しているということはそれだけレンズが良いということです。

「12-100mm」なら「換算24-200mm」ですので、「24-70mmF4」と「70-200mmF4」を1本で実現しているわけです。

それでは「12-40mm」は「12-100mm」から望遠側を取っ払ったものなのかというわけではなく、「F2.8」にしている点が「12-40mmと12-100mmのどっちにしよう」と悩ませる原因で、「えーい、両方買ってしまえ」というオチも待っています。


「E-M5 MarkII + 12-100mmPRO」だと明らかにレンズが大きいことが分かります。


「E-M5 MarkII + 12-40mmPRO」だとバランスが良さそうです。


フィルター無しの実測重量は381g。


バッテリー、SDカード、ストラップ込みで898g。


さらにグリップ込みで1004g。


ストラップ無しで「6D MarkII + TAMRON 28-300mm」は約1300gあります。それで京都を約16万歩も歩いたわけですから、「E-M5 MarkII + 12-40mmPRO + グリップ」の重量なら全く問題ありません。

「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO」は寄ることができます。(最短撮影距離:全域0.2m)


広角側


望遠側

「最大撮影倍率:0.3倍(35mm判換算 0.6倍相当)」となっているため、花撮影にも使えます。


「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO」の望遠側だとこれが限度です。

試し撮りに出かける時間がないため、庭で撮影。


背景ボケが綺麗です。イルミネーション撮りにも使えるかもしれません。


評判通り写りがとても良いです。

望遠側が足りなくなりますが、撮影旅行で「ちょっと望遠が欲しい」場合は「TX2」で補います。最初から望遠側もキッチリ撮りたいと分かっている場合は「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO」を使うことになりますが、後者の場合は「ひたすら歩く」を諦めることになります。

ということで、ハイキングを兼ねた撮影旅行なら「12-40mmPRO」、じっくり撮影するなら「12-100mmPRO」という住みわけができます。