2019年11月25日

スナップ専科「LEICA DG SUMMILUX 15mm/F1.7 ASPH.」購入

物欲に流されてたくさん買っても使い道に困るため、当分の間は「α7III」と2台の「E-M5 MarkII」でなんとかしたいところ。

フルサイズ機とマイクロフォーサーズ機のペアはお互いを補完しあえる関係になるため、「どちらか片方」という選択肢はありません。「APS-C機だけ」なのか「フルサイズ機とマイクロフォーサーズ機」という話は、自転車なら「クロスバイクだけ」なのか「ロードバイクと折り畳み自転車」に置き換えると、自転車をたくさん買ってきた人には分かりやすいでしょうか。

で、「α7III」を使うほどフルサイズ機のメリットが目立つようになってきて、「レンズ欲しい」という物欲がうずうずしてきます。

もともと「猫島」で使うための機材が「αシリーズ」だったわけですが、あれもこれもと「α7III」の撮影用途を増やしてしまいそうです。

「写りが良い標準ズーム」「そこそこ写りが良い便利ズーム」とくれば、次は「写りが良い広角ズーム」と「35mm単焦点レンズ」を試したくなります。

「まずは35mm単焦点レンズかな」と考えて候補は3つ。フルサイズを活かすなら明るい単焦点でしょ。候補は「SONY FE 35mm F1.8」かな。でもどうせなら軽くて小さい「SONY T* FE 35mm F2.8 ZA」かな。それともお買い得な「TAMRON 35mm F/2.8」だろうか。


いつポチッしようかという段階だったわけですが、急きょ方向転換して「LEICA DG SUMMILUX 15mm/F1.7 ASPH.」をポチッしました。

「SONY FE 35mm F1.8」を使う時がない。小さくて軽いレンズが良いのならフルサイズ機を使う必要性があるのか。

というわけです。だったら既にマイクロフォーサーズのレンズはたくさん持っているのではないのか。機材を買い過ぎると途中から「重箱の隅」状態になるので「まあ買う理由」など何でも良いのです。


「E-M5 MarkII」のシルバーには小さいレンズが似合います。「E-M5 MarkII」のブラックは「12-100mm IS PRO」専用みたいな使い方をしているため、あれこれレンズを交換する時はシルバーを使っています。


「LEICA DG SUMMILUX 15mm/F1.7 ASPH.」に純正フードを付ける場合はリングを外します。この純正フードは正直言って「カッコ悪い」です。フード専用のゴムキャップも「もう少し何とかならないのか」というレベルです。


さっそくいつもの散歩コースで試し撮り。焦点距離15mmのf1.7でもかなりボケます。


換算で30mmf3.4相当になるため、少し離れたものを撮るとボケは期待できません。


フルサイズだと背景が無くなってしまうようなケースですが、マイクロフォーサーズなら気にしなくても背景が残ります。フォーサーズ機、マイクロフォーサーズ機と使ってきたため、その感覚でフルサイズ機を使うと「どのくらいボカすのか」という要素が入り、それが楽しく感じることもあれば面倒に感じることもあります。


寒桜なのか四季桜なのか分かりませんが、ちょうど見ごろになっています。


等倍切り出し。オリンパスのレンズは絞り開放からカリッカリッな描写をしますが、パナソニックのライカDGは芯はしっかりしつつほんわかした描写です。少し絞ると変わるかもしれませんが、遠景以外は絞り開放あるのみです。


ボケすぎることはないため、絞りを気にせずに気楽に撮れる点もスナップ用途に最適です。


いつものコースを少し外れて住宅地を通り抜けると、桜が満開になっている場所がありました。


そしていつもの被写体。レンズの解像度という点だけ見れば、オリンパスのプレミアムシリーズの単焦点レンズが勝りますが、「重箱の隅」状態になるとレンズに求めるのはそれだけではありません。


いつもの遠景撮影。ここでようやく絞りを変えて「f4.0」です。


中心部分を切り出し。“ライカDG”ですからしっかり写るのは当たり前。


右端部分も問題ありません。


再び「f1.7」。曖昧な表現になりますが「ちょうど良い」。

28mmだと歪みが気になる。35mmだとちょっと狭い。ボケすぎるのは面倒。ボケないのも困る。小さくて軽いのが良い。もちろん写りは重要。

スナップ用途で使うには「ちょうど良い」が大切ですので、この「LEICA DG SUMMILUX 15mm/F1.7 ASPH.」が「ちょうど良い」かもしれないと閃いてポチッしたのです。