2020年1月27日

「さすが GR III」と思い知らされる写り


RICOH GR III : 描写力を、次の次元へ

さらなる高画質を目指し、新規構成のGRレンズを開発しました。18.3mm(35ミリ判換算28mm相当)F2.8という焦点距離・明るさはそのまま、4群6枚の薄型光学系を採用。高屈折率低分散ガラス、高精度ガラスモールド非球面レンズを最適配置することで、ディストーションや色収差を極限に近いレベルまで抑制し、高いシャープネスを実現。絞り開放から画像全体でヌケがよく、キレのある描写が得られます。

RICOHの高級コンデジのレンズの良さはGX200で体感済みです。

高解像・広ダイナミックレンジのAPS-Cサイズ相当CMOSイメージセンサー(有効画素数約2424万画素)を搭載。GR II比で約1.5倍に相当する高画素と、高解像のレンズ特性を活かしきるローパスフィルターレス構造により、ディテールまで高精細な描写を実現します。さらにイメージセンサーとレンズを相互に最適化し、高画質を徹底的に追求しました。

APS-CサイズのCMOSイメージセンサーを搭載したコンデジですが、驚くのはコンパクトさです。

とっさのスナップ撮影でも手ぶれをおさえた鮮明な画像を記録。GR IIIはより小さくスリムなボディを実現しながら、SR(シェイクリダクション)を搭載しました。角度ぶれと回転ぶれ、3軸方向の補正に対応。補正効果はシャッター速度換算で4段です。

直接的なライバルになりそうだった富士フイルムの「XF10」を発売直後に衝動買いしそうになりましたが、踏みとどまった唯一の理由が「XF10には手振れ補正が搭載されていない」です。だったら「RICOH GR III」とならなかった理由は「GR III は高すぎる」でした。

そもそも「換算28mm単焦点レンズ」のコンデジを活用するのかという根本的な問題があります。ちょっと使ってみたいけど、数回使えば飽きる可能性大です。


「やっぱり GR III は気になるなぁ」という独り言をしていると「あるよ」って我が娘。いつの間に…


ということで、ちょっと借りていつものウォーキングコースで試し撮り。

撮影:1月25日

露出補正をいじりたいため Photoshop Elements でRAW現像。


1/2500 sec., F2.8, ISO100, EV 0
RAW現像時に+0.6補正


1/1000 sec., F2.8, ISO100, EV 0 (マクロモード)
RAW現像時に+0.3補正


1/1000 sec., F2.8, ISO100, EV -0.3
JPEG撮って出し


1/1000 sec., F2.8, ISO100, EV -0.3
JPEG撮って出し


1/1000 sec., F2.8, ISO100, EV +0.3 (マクロモード)
RAW現像時に+0.6補正


1/250 sec., F8.0, ISO100, EV +0.3
RAW現像時に+1.00補正


等倍切り出し。「X-T20 + XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」より解像しています。


1/250 sec., F8.0, ISO100, EV 0
RAW現像時に+1.00補正


等倍切り出し。ここまで解像するなら50%トリミングで換算56mm相当も十分に通用します。(600万画素になりますが必要十分です)


1/125 sec., F8.0, ISO100, EV 0
JPEG撮って出し

良く見ると何かいます。


等倍切り出し。小さいイタチがひょこひょこと顔を出します。


1/200 sec., F5.6, ISO100, EV +0.3 (マクロモード)
RAW現像時に+0.3補正


等倍切り出し。「GR III」は特にマクロモードが得意そうです。


1/800 sec., F2.8, ISO100, EV 0
RAW現像時に+0.6補正

いつもの被写体で最終確認。


等倍切り出し。コンデジでここまで写るとは「さすが GR III」といったところでしょうか。

ここまで写りが良いとは想像以上です。「常に携帯する」に相応しいデジカメですが、今の私に必要な機材なのかは微妙すぎます。