2020年2月18日

超広角レンズ「七工匠(7artisans)12mm F2.8」で遊ぶ

短期間にレンズを買い過ぎると初期のテスト撮影すら辿り着けませんが、せっかくの晴天日ですので「このレンズで青空を撮るとどうなるんだろう」という興味本位を満たすためにワンパターンながらも地元の鞍ヶ池公園で試し撮り。

オリンパスブルーを演出するためのレンズ「LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm」を持っているため、わざわざ格安レンズである「七工匠(7artisans)12mm F2.8」の必要性はあまりないのですが、「七工匠」「KAMLAN」「コシナ」のレンズなら「X-T20」で遊べそうという単なる趣味です。

キッチリ撮りたいのならマイクロフォーサーズで機材を揃えてありますし、どうしてもフルサイズ機が必要ならα7IIIを使えば良いだけのことです。「FUJIFILM X-T20」を買った理由も機材の優劣とは全く違う「面白そう」という単なる興味本位からです。

撮影日:2月11日

撮影機材
・X-T20
・七工匠(7artisans)12mm F2.8

WB:太陽光
ISO:100固定
フィルムシミュレーション:ベルビア

全てJPEG撮って出しです。


まずは「超広角レンズ」らしく広く撮ってみます。青空が「これでもか!」と力強く訴えかけるくらい濃厚です。このレンズの場合はフィルムシミュレーションを「ベルビア」にしてしまうと過剰演出になりそうです。


ここでは置きピンで撮りますが、被写界深度が深いため、ちゃちゃと撮ることができます。


最初はレンズにゴミが付いているのかとブロワーで綺麗にしてみましたが、妙にハッキリ写るゴーストでした。


さて遠景撮影時の解像感はどうでしょうか。ここは絞りf8です。


ピクセル等倍切り出し。21800円の超広角レンズでここまで写るなら十分です。「LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm」ならどうなるのか気になるところですが。


僅かにゴーストが出ていますが完全な逆光でも破綻していませんね。


見慣れた景色でも換算18mmで撮ると「ここどこ?」という違った印象を受けます。


レンズ周辺に行くほど像の流れが酷いため、とりあえず「広く写るレンズが欲しい」場合は良いかもしれません。21800円のレンズに風景を隅々までキッチリカッチリ写したいを求めるのは酷というものです。


ちょっと気になる点はこのレンズではなく「X-T20」にあります。実は「X-T20」だとピントの山を掴めません。「X-T20」のピーキングなど当てにならないため、解除してありますが、「X-T20」とか「X-T30」でMFレンズを使うのはそもそも想定外でしょうか。調べてみると「X-T3」は優秀らしいです。


再び遠景撮影。


中央部分をピクセル等倍切り出し。せっかくの超広角レンズならトリミングせずに使うはずで、PCの画面で見たり、A4サイズ程度にプリントするなら、ここまで写っていれば十分ですね。


PCの画面で見ることを想定して33%リサイズ後にブログ用にトリミングしてみました。


いつもの構図で、「805」の「0」の左半分に絞り開放でピントを合わせるのですが、全くピントの山が分かりません。ピントを合わせてから絞りたいのですが…


魚眼レンズほどのインパクトはありませんが、車内を撮るなら超広角レンズは必須です。


「ここまで写る超広角レンズを21800円で買うことができる」それに尽きます。


中央部分をピクセル等倍切り出し。「Xマウントのカメラで超広角レンズをちょっとだけ使いたい」という場合の選択肢としては大いにありだと思います。