2020年3月6日

お手軽な超広角レンズ「七工匠(7artisans)12mm F2.8」は「X-T20」と相性が良い

遊び用途に購入した「X-T20」なのに「富士フイルムフジノンXF LENS BOOK 高画質XFフジノンレンズ23本を徹底解説」を眺めていると、写りが良いレンズを試したいという欲求に負けそうになります。必要なレンズはマイクロフォーサーズで揃えてあり、「重箱の隅をつつく」ならα7III用のレンズを揃えていくと決めているため、それに加えてXマウントのレンズというのは単なる浪費になってしまいます。

そこで完全遊び用と割り切るために「七工匠 7Artisans 25mm F1.8」「七工匠 7artisans 12mm F2.8」を買いました。両方とも遊び用途としては十分すぎる写りをしますが、さらなる遊びをするために「七工匠 7Artisans 25mm F1.8」を売却しました。「七工匠 7artisans 12mm F2.8」をセットで売却しなかった理由は、MF超広角レンズの上位品をポチッしたことで、それと「七工匠 7artisans 12mm F2.8」に価格差に見合った写りの差があるのかという検証をしたかったためです。

ところが、ポチッしたレンズが届くまでに日数を要するようで、対決ネタができるのか微妙。

小型軽量な「X-T20 + 七工匠 7artisans 12mm F2.8」は見た目も重量バランスも良いため、最近は「α7III + Voigtlander NOKTON classic 40mm F1.4」とセットで使うことが多いです。

購入後1か月未満で「七工匠 7Artisans 25mm F1.8」を売却して、ついでに「七工匠 7artisans 12mm F2.8」も売却では殆ど使わずに売却になってしまうため、改めて「七工匠 7artisans 12mm F2.8」の写りを確認。

まずは朝の散歩です。

全てJPEG撮って出しです。


朝焼けが狙える場所です。


お気に入りのシルエットを狙える場所です。


今回は趣向を変えてタンポポをシルエットにしてみました。


いつもの被写体。


ピクセル等倍切り出し。実質約18000円とは思えないほど良く写ります。

次に昼の散歩です。このレンズを使うと絞り優先AEで撮っても露出がばらつきます。f2.8、f4.0、f8.0では露出補正を変える必要がありますが、時間がないため厳密な調整はしていません。


実焦点距離12mmですので、この距離でフォーカスは無限遠です。


ピクセル等倍切り出し。若干甘めですが、超広角レンズで撮ったものをトリミングすることはないので、許容範囲です。


こちらも全く問題ない写りです。


最短距離で梅の花を撮ってみますが、これ以上は寄れないため、“面白い写真”にはなりません。


ピクセル等倍切り出し。被写界深度が深いはずですが、絞りf4.0ならボケます。


最後に超広角レンズらしい一枚です。

Xマウントのカメラしか使っていないのなら、この「七工匠 7artisans 12mm F2.8」で必要十分ですが、3マウント体制だとそうはならないので困ったものです。