2020年3月17日

スナップ専科にする便利ズーム「XF18-135mm F3.5-5.6 R LM OIS WR」を購入

FUJIFILMのレンズはカタログスペックだけで判断すると全般的に割高感があり、便利ズームの「FUJIFILM XF18-135mm F3.5-5.6 R LM OIS WR」は軽く9万円を超えています。「XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS」の前例があるだけに“ちょっと試して”すぐに売却ではコストが掛かり過ぎます。

買取価格がどのくらいになるのかの傾向をいくつかのレンズで調べてみると「まだ買ったばかりで新品同様なのに、たったこれだけ?」と驚くほど販売価格と買取価格に差がありすぎるレンズは、「発売開始日」が古いのです。私も既に何本も売却していますが、確実にそれに当てはまっています。もう一つのパターンとしてはレンズキットのセット品のレンズの場合です。バラで買うと高額なレンズであっても買取価格は非常に低いです。

最初から売却するつもりなら流通量が少なそうな新製品を買って、少し試してすぐに売却するのが正解です。できれば新製品発売キャンペーンでキャッシュバックがあれば、タダ同然で「少し試してみた」ができるかもしれません。

使う確率がゼロになった「XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS」をいつまでも放置していては価値がどんどん下がってしまうため、何かと交換したい。しかし、単焦点レンズだけでは「X-T20」の用途が限定されてしまう。

ふと過去に大量に買ってきたデジカメを振り返ってみると、いくつかのカテゴリの中で買い替えていることが分かります。

メイン機
C-1400XL → CAMEDIA E-20 → OLYMPUS E-1 → OLYMPUS E-3 → E-M5 MarkII(ブラック)※暫定 → E-M1 MarkIII

サブ機
C-8080 → E-300 → E-510 → E-M5 MarkII(シルバー)

スナップ専科
COOLPIX8800 → NIKON D70s → E-P1 → E-PL7 → α6400 → X-T20

補完機 (オリンパス機が苦手とする分野をカバー)
EOS 30D → 6D MarkII → α7III

デジカメ遊び(途中からは自転車旅で使う機材)
CONTAX Tvs DIGITAL → DMC-FZ1 → FinePix S5000 → PowerShot S1 IS → DMC-TZ1 → PowerShot G7 → PowerShot S5 IS → RICOH GX200 → FinePix F550EXR → FUJIFILM X10 → Panasonic DMC-LF1 → CANON PowerShot G9X → LUMIX DC-TX2 → PowerShot G1 X Mark II

メモ機(スマホで代用可能)
EXILIM(EX-S1) → CAMEDIA μ-30 → DiMAGE X1 → μTOUGH-6010 → STYLUS TG-850 Tough

スナップ用途には便利ズームを使ってきたため、あれこれ悩まずに「X-T20」にも便利ズームが適切です。


ということで、「FUJIFILM XF18-135mm F3.5-5.6 R LM OIS WR」です。マップカメラの良品ランクの中古で58800円でした。

「春のトレード祭り」は結構なボリュームになるため、トレードが全て完了してから記事にします。


マニアックな単焦点レンズを買っていく方針に決めているため、富士フイルムの純正レンズは「XF18-135mm F3.5-5.6 R LM OIS WR」と「XF35mmF2 R WR」の2本で打ち止めです。


f/5.6,1/15秒,ISO800,123mm(換算184mm)

手振れ補正がどのくらい効くのが少しテストしてみました。1/15秒でもブレずに撮れています。

3月6日

撮影機材
・X-T20
・XF18-135mm F3.5-5.6 R LM OIS WR

JPEG撮って出し。


いつもの散歩コースで屋外テストです。


f/8,1/170秒,ISO100,18mm(換算27mm)

フレアとゴーストはそれなりに発生します。


f/8,1/1400秒,ISO100,135mm(換算203mm)

ここではフレアが発生することがデメリットではなく、良い演出効果になっています。


f/8,1/85秒,ISO100,20mm(換算29mm)

ここもワイド端まで回しきっていませんでした。EVFを覗いたままズームさせる場合は要注意です。


中央部分をピクセル等倍切り出し。この光ではちょっと分かりません。


右端をピクセル等倍切り出し。「SONY E18-135mm F3.5-5.6 OSS」の場合は酷すぎて見るに耐えられないほどでしたが、「XF18-135mm F3.5-5.6 R LM OIS WR」ならレンズ周辺部分も使えそうです。


f/5.6,1/170秒,ISO200,135mm(換算203mm)


中央部分をピクセル等倍切り出し。JPEG撮って出しでこれなら必要十分です。


f/5.6,1/350秒,ISO200,135mm(換算203mm)


中央部分をピクセル等倍切り出し。

昼の散歩で再びテスト。


f/8,1/170秒,ISO100,18mm(換算27mm)


中央部分をピクセル等倍切り出し。「SONY E18-135mm F3.5-5.6 OSS」と違って遠景でもAFで大丈夫です。


f/5.6,1/200秒,ISO800,135mm(換算203mm)


f/5.6,1/4000秒,ISO800,116mm(換算174mm)

「ISO800AUTO」にしておけば「ISO100~800」になるのかと思うのですが、なぜかISO800固定になってしまいます。いちいちISO感度を変える必要があるので面倒です。


f/4.3,1/350秒,ISO100,露出補正-0.3,33mm(換算49mm)

ここは「α7III」との違いを感じる場面です。白飛びしやすい傾向にある点は「E-M5 MarkII」に似ています。

3月7日


f/8,1/220秒,ISO100,18mm(換算27mm)


ピクセル等倍切り出し。ワイド端は「XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」と同等です。


f/5.6,1/400秒,ISO100,135mm(換算203mm)


望遠側がダメすぎた「SONY E18-135mm F3.5-5.6 OSS」に比べると「XF18-135mm F3.5-5.6 R LM OIS WR」の望遠側は絞り開放でもキッチリ写ります。

「SONY E18-135mm F3.5-5.6 OSS」は広角側から中間域までの写りが良い代わりに、中間域から望遠側に行くほど写りが悪くなります。

「XF18-135mm F3.5-5.6 R LM OIS WR」は広角側から中間域までは「XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」と同等でキレはなく普通です。その代わりに、中間域から望遠側は便利ズームとは思えないほど写りが良いです。


f/8,1/600秒,ISO200,135mm(換算203mm) ※50%トリミング


f/8,1/680秒,ISO200,135mm(換算203mm) ※ピクセル等倍切り出し


f/8,1/75秒,ISO200,露出補正+0.3,116mm(換算174mm) ※50%リサイズ後にトリミング

「あれこれいろいろ考えるのではなく、そこそこ写りが良い高倍率ズームで全方位80点主義を目指すのが、X-T20の使い道なのかもしれない」と思えた本日の試し撮りでした。

大きさ比較

左から
E-M5 MarkII + M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
X-T20 + FUJIFILM XF18-135mm F3.5-5.6 R LM OIS WR
α7 III + TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD

重量比較
約469g + 561g
約383g + 490g
約650g + 550g

追記.

初見で印象が悪ければ「1か月以内に売却」。納得いかないためもう少し試してダメなら「3か月以内に売却」。という壁を乗り越えて「X-T20」は気軽なスナップ用途で使っていけそうです。

可もなく不可もなくというレベルにある「X-T20 + FUJIFILM XF18-135mm F3.5-5.6 R LM OIS WR」は撮影メインではない旅行で使うのが良いため、そのための準備品をポチッ。


FUJIFILM FinePix NP-W126 NP-W126S 互換 バッテリー
GeeSo アルミニウム合金 シャッターボタン 10mm 各社カメラ対応 凹タイプ (黒赤銀)


「α7III」と「E-M1 MarkIII」は長期間使うため純正のバッテリーを用意しましたが、普及価格帯の「X-T20」は1年か2年で買い替える可能性が高いため互換品にしました。


FUJIのミラーレス機のシャッターボタンは誰も使わない懐古主義の「レリーズ穴」があります。それを塞ぐワンポイントオシャレアイテムがいろいろあるみたいですが、「黒・赤・銀」を気分で付け替えるものを買ってみました。