2006年3月4日

スーパーGT公開合同テスト2006

いよいよサーキット撮影のシーズンインです。第一弾は「スーパーGT公開合同テスト」でGTカーを激写。

鈴鹿の「モータースポーツファン感謝デー」は二日間開催されるが、土曜日は「GTカーの真剣走り」で日曜日は「イベントてんこ盛り」である。どちらにするか検討した結果、「レクサスSC430」「マセラティMC12」の“お披露目”となる土曜日の「スーパーGT公開合同テスト」へ行くことにした。

何度も通った鈴鹿で撮り慣れたGTカーを撮影するのだが、撮影ポイントの新開拓は無しで、あくまでも「D70s+VR18-200mm」がどこまで使えるのか検証をすることが今回の出撃の目的である。今日の撮影機材は「D70s+VR18-200mm」だけである。これだけでイザ勝負。

午前の部は「逆バンク」、午後の部は「ヘアピン」で撮影。この2箇所は「まずはここから」という定番の場所である。シーズンインの時に「腕慣らし」をするのに丁度良い。NIKONのデジ一眼はバッテリーの持ちがとても良いことは有名であり事実であるが、サーキット撮影に耐えられるのか不安であったが…。

午前の部の終了後、全コマをチェックして失敗分を削除(一時間以上も掛かってしまった)。そして午後の部に突入して撮影を始めるとバッテリー残量メーターが1/3になった。さてここからどのくらい撮れるのかが問題であったが、あっという間に打ち止めになってしまった。「全然バッテリー持たないジャン」ありゃりゃ、もう撮れないとは哀しすぎ。「合同テスト」の終了時刻まで1時間20分もあるというのに…。今日はここで諦めて撤退。


「セルモ SC(レクサスSC430)」


「マセラティMC12」


「プリヴェチューリッヒ・紫電」


今回撮影分の中で一番のお気に入り。

以下は今シーズンの「GT500クラス」の全車種です。


セルモ SC


イエローハット YMS トミカ Z


Mobil 1 SC


ARTA NSX


カルソニック インパル Z


TAKATA 童夢 NSX


MOTUL AUTECH Z


XANAVI NISMO Z


WOODONE ADVAN KONDO Z


ECLIPSE ADVANスープラ


EPSON NSX


BANDAI DIREZZA SC430


OPEN INTERFACE TOM’S SC


マセラティMC12


triple a サード スープラGT


RAYBRIG NSX

帰宅して撮影枚数をチェックしてみると、なんと「3131枚」である。撮影時間を見たところ、実質2時間である。いやはや連続で撮りすぎですなぁ。残数が「1811枚」だったので、全コマチェックで削除した枚数が「1320枚」となる。かなり短時間の間で酷使したようで…。

バッテリーの体力は“通常”に使う分には問題なし。高速タイプのCFカードを使えば無限連写ですのでストレスも無し。C-AFの追従も問題なし。「逆バンク」と「ヘアピン」なら「VR18-200mm」でも画角は問題なし。比較的軽いので長時間撮影も疲労感なし。

スナップ専科「D70s+VR18-200mm」ならGTカー撮影もOKか? と思いたいのですが、なんかすっきりしない。なんとなく撮っていて「手ごたえ」を感じられない。次回はE-1と併用して「手ごたえ」を再確認してみることにしよう。


今週末、いよいよGT開幕です。今年はいろいろと話題が多くて、例年以上に盛り上がることでしょうね。

ところが…

なんと…

STILE CORSE参戦延期について
http://ww2.supergt.net/gtcgi/prg/NList02.dll/Code?No=NS005579&List=13

スーパーGT各レギュラーチームのGT500トップクラスとはタイム的な差も大きく、結果として、STILE CORSEは「さらなる速さのために、空力開発の必要があり、時間とコストを含め、どのように対応すべきか検討する。」という形で参戦延期を発表されました。

日本の3大メーカーが熾烈の戦いをするGT500クラスへの挑戦は、ちょっと無謀でしたか。世界のスーパーカーをもってしても…。いかにスーパーGTのレベルが高いかということでしょうが、とても残念です。

素直に諦めて、GT300クラスへの参戦というのはどうでしょうか。
この際、プライドを捨てて…。
GT300クラスでノウハウを摘んでから、改めてGT500クラスへ鞍替えという手もあると思うけどね。

こうなると「マセラティMC12」の雄姿を見るために合同テストを撮りに行って良かったと今更ながら思う。

撮影機材: NIKON D70s