「手ブレ補正モード2」について

価格.comで「E-510の手振れ補正」が少し話題になって、その中で私のページ(リンクなしだけど)を紹介して頂き、おかげ様でアクセス数が1.5倍ほどになりました。

さて「手ブレ補正モード2」について“誤解”している人が多いので、改めて説明します。

「手ブレ補正モード2 = 流し撮りモード」と定義されているためか、「流し撮りモード」を使えば「誰でも簡単に綺麗な流し撮りができる」などと商品説明をしている雑誌やら通販ショップがありますが、それは一つ目の誤解です。流し撮りを助けてくれるだけであり、初心者が「手ブレ補正モード2」を装備されている機材を使ったからといって、いきなり満足いく「写真」が撮れるわけありません。

そして「流し撮りモード」というものは「水平方向の補正をせずに垂直方向の補正のみする」というのが二つ目の誤解です。「流し撮り」というものは360°全ての方向に振るものです。よって「振っている方向の補正はしない」が本来の「流し撮りモード」です。

とりあえずCANONのページを探し出してみた。

キヤノン:EFレンズテクノロジー
http://cweb.canon.jp/camera/ef/description/technology/is/index.html

つまりCANONの「手ブレ補正モード2」が本来あるべき「流し撮りモード」というわけです。

さて、なぜ「流し撮りモード」が「垂直方向の補正のみする」と勘違いされてしまったのか。

この原因はPanasonicの名(迷)機「FZ1」だと私は思います。(私も買いました)

FZ1には「流し撮りモード」が装備されていて、こいつが「垂直方向の補正をする」手振れ補正でした。

FZ1のEVFじゃ「流し撮り」なんてまともにできないので、「流し撮りモード」なんてあっても役に立たなかったけど…

で、「手振れ補正」というものを世間一般に有名にしたPanasonicさんのおかげで、「流し撮りモード = 垂直方向の補正をする」「流し撮りモードを使えば誰でも簡単に流し撮りができる」という“誤解”が世間に広まったというわけです。

以上で私が言い切った「今のままではOLYMPUSの手振れ補正はサーキット撮影で役に立ちません」をご理解いただけたでしょうか。

追記.
NikonのVRの場合は…
Nikon Imaging | Nikon VR
http://www.nikon-image.com/jpn/event/special/vr/index.htm
モード1は「シャッター半押しで手振れ補正」、モード2は「シャッター全押しで手振れ補正」です。
「流し撮りモード」などありません。なぜならば「流し撮りをしている場合は自動的に流し撮りに最適な補正をする」という仕様になっているからです。
NikonのVRはとても賢くて「カメラマンが何をしようとしているのか」を撮影機材が自動的に判断してくれるのです。
スナップ専科「D70s+VR18-200mm」を使っていると、「とにかく撮影が楽」というのはそういう一面もあるからでしょうね。
ということで、CANON(30D+EF300mmF4IS)とNikon(D70s+VR18-200mm)の「手振れ補正」に比べて、OLYMPUSの「手振れ補正(流し撮りモード)」は非常に劣っているということです。
その反面、静止物に対してはOLYMPUSの「手振れ補正(モード1)」はとても優れています。(CANON、Nikonを上回る)

あくまでも個人的な意見として…
殆ど動かないものをスローシャッターで撮る場合はOLYMPUS
360°全ての方向にランダムに動き回る場合にはCANON
360°全ての方向に予想できる範囲で動く場合にはNikon
というように撮影機材も適材適所ということです。



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