2007年9月4日

混迷するフォーサーズユーザたち

オリンパスが満を持して投入した「E-1」であるが、登場してからもうすぐ4年。当時のフラッグシップ機とはいえ、最新機種と比べると大いに見劣りする。しかし、カメラとしての作りが良いだけに、この先も十分に撮影機材としての役割を果たすであろう。

しかしである。「特定の被写体を撮るだけだからE-1で十分満足している」という一部のE-1ユーザを除き、この4年間という長きに渡り“E-1だけ所有している”という人の割合はどのくらいあるのであろうか。「いちおうE-1がメイン機だけど、あれとかこれとかも使っている」という人が大半を占めるのではなかろうか。もし、毎月2、3回は撮影に出かけ、いろんな被写体を撮っているが、辛抱強くE-1だけを使い続けてきたという真E-1ユーザがいたとしたら尊敬するに値する。

まずは「E-1」、暫定サブ機で「C-8080」、サブ機で「E-300」、VRが欲しくて「COOLPIX8800」、スナップ用に「D70s+VR24-120mm(後にVR18-200mm)」、サーキット&スポーツ用に「30D」、そして「E-510」ときた。ようやく直地点で「E-3」が登場するが、まあ「E-1」から「E-3」までの間にいろんな機材を投入したものだと我ながら呆れる。「必要だから買った」ただそれだけのことだが、もしCANONやNikonユーザならばこんな遠回りなどしないだろう。これはOLYMPUSユーザゆえの宿命である。

同僚のサイトに集まる人たちのブログを除き、私は一般のデジカメユーザの使用レポート類のブログをあまり見ない。“デジカメ”そのものよりは、興味がある“イベント”や“観光地”のことを書かれているブログを見る方が得る情報が多いからである。“デジカメ”については完全に“我が道を行く”に近い楽しみ方をしているため、他人が主観で書いたレポートは参考にしていない。致命的な問題点などはカメラ雑誌や出版社系サイトでチェックする程度で、結局のところ実際に自分で使ってみなければ分からないからだ。

話は戻るが、「E-1」を購入したがゆえに、その後の混迷した写真道楽を突き進んだ人ってどのくらいいるのか非常に興味があり、そのような人たちのブログを発見するのが、「E-510」が退院してくるまでの間の楽しみとなりつつある。(決して使用レポートではなく)

最近見つけて気に入っているブログがこれだ。
いーくんのE-SYSTEM写真館

共感するやら同情すらやら、E-1ユーザならば“いーくん”の気持ちが分かるはず。ほんと、なんとかしろよオリンパス!と言いたい。オリンパスさん、E-1ユーザを裏切らないで。