2009年1月11日

輸入車ショー2009

以前は、年明け最初のイベントとして「なごやインポートカーショー」が開催されていましたが、年々地味になり2007年はイベント性が殆どなく輸入車が並べられていただけでした(「これで入場料取るなよ」という雰囲気)。不評だったのか、2008年は開催されず、もうこのイベントは消滅したと思っていましたが、なんと今年は開催されました。

新聞広告を見る限り“本来あるべき”輸入車ショーの予感がしたため、さっそく出かけてきました。


手前の車は「フォード コブラ 427」です。

午後2時頃に訪問しましたが、日曜日ということもあってか、駐車場は満車に近い状態になっていましたが、“イベント”ではないため、長居する客は少なく、会場内は混雑している雰囲気はありません。


SALEEN S7Rs


LOTUS Exige レースカー


懐かしのビートル

以上のように多少は客寄せぽいマシンの展示はありますが、それらはあくまでも“おまけ”です。来場者たちも従来の「なごやインポートカーショー」のような曖昧な客層ではなく、ある目的を持ってやってくる人たちばかりです。

その目的とは、「近い将来の愛車を検討」です。よってとんでもなく高額なマシンの展示ではなく、あくまでも実際に売れるような車が展示されていて、各人が興味がある車をじっくり見るための“展示会”が「輸入車ショー」です。

私も“イベント”のつもりで今日はやってきたわけではありません。2車種の実車をじっくり見たかったからですす。

1車種目は

「MINI CLUBMAN」です。新MINIが登場した時に非常に興味を持ち、特に走り優先の「MINI CooperS」に食指が動きましたが、コンパクトすぎて積載量が少ないのが私には欠点でした。今となっては自転車が積めない車は対象外です。


もしかしたら「MINI CLUBMAN」なら実用的ではと思えて、実車を見たくなったのです。


普通の乗用車レベルのスペースがありました。後ろのシートを倒せば、十分に自転車を積めそうです。


パネルも走りを意識させたマニアックな作りをしています。かなり気に入りました。


価格は「MINI CLUBMAN」のCooperが274万円、CooperSが318万円となっています。妻も運転するかもしれないためATを選択した場合はそれぞれ287万円、331万円となります。価格的に“走り”を諦めたら274万円というところでしょうか。まあ諸事情があって、しばらくアルテッツァに乗り続ける必要が出てきたので、当分は先の話になりますけどね。

2車種目は…


復活した「FIAT 500」です。これに興味を示すのは、私が世代的にルパン三世の影響を受けているのかもしれませんが…。


運転席周りはシンプルな構成になっています。


車の性格として「荷物をどれだけ積めるのか」を求めてはいけないのでしょうが、やはり実用性は気になります。デザイン的には古くて新しいという雰囲気。


この車種が気になる家族が結構多かったみたいですよ。やはりコンパクトカーブームはまだ健在ですね。価格は「500 1.2 8V POP」が195万円、「500 1.2 8V LOUNGE」が225万円、「500 1.4 16V POP」が222万円、「500 1.4 16V SPORT」が243万円、「500 1.4 16V LOUNGE」が250万円となっています。「フィアット500アバルト」は“まもなくデビュー”とチラシに書かれていましたが、価格は分かりません。


足回りもいい感じです。

輸入車ショーは中古車の即売会も兼ねています。


この2004年式「LOTUS エリーゼ」は338万円。


2007年式「LOTUS ヨーロッバS」は489万円。ヨーロッバには珍しさがありますが、エリーゼに人気が集まっていました。国産2リッターターボ車の新車かエリーゼの中古車かという選択肢もありかも。

実は輸入車よりも最終的に「おっ!」と思えたものがあります…


一時話題になった“軽キャン”です。


でも300万円オーバーなんですね。改造費が150万円くらい掛かるのでしょうか。


“軽キャン”で日本一周の旅なんかやると楽しそうです。

輸入車の目玉としては、高所得者向けの「LAMBORGHINI」のブースもあります。

庶民には記念写真コーナーとなっていますが…


エンブレムの猛牛。そういえば、今年は丑年ですね。


1時間30分の滞在でしたが、個性豊かな輸入車をじっくり見ることができました。

撮影に関しては、一般客ばかりですので、コンデジや携帯電話で撮っている人が殆どで、デジタル一眼を使っている人は一人だけでした。(時間帯もあるのかもしれませんが)

コンデジで撮っていれば“車を見に来た普通の人”に思われるので、係員の視線を気にすることもありません。こういう場合は「GX200」「LX3」「G10」といったクラスが役に立ちます。

本日の撮影機材 : RICOH GX200