2003年4月24日

730/740/750 ドキドキ

ネット通販店のオークションに申し込みをした“C-730”の結果が今日発表された。応募期間が2週間もあったのでドキドキワクワク結構楽しめました。

もともと同僚がC-730を欲しがっていたので、落札ラインを35000円と予想して彼に入札してもらい、オークションを楽しむために私も参加した。私の場合、落札したいわけじゃないので33000円で入札。

こんなことで何が「ドキドキワクワク」なんだということでしょうが、オークション終了数日前に発表があった「C-740/750の正式発表」がオークションにどのくらい影響するのか心配になったからである。

あくまでも私の推測であるが、C-740発売当初の3機種の実売価格は
 C-730 39800円
 C-740 49800円
 C-750 59800円 (6月発売)
であろう。
つまり、あと2週間もすればC-730の店頭価格が現時点の実売価格49800円からいっきに1万円も下がるということである。

オークションに参加している人達もそのくらいの予想はするであろうから、落札ラインが下がってしまう可能性が大。

落札ラインが下がれば同僚は確実にC-730を手に入れることができるので、彼は“お買い得な買い物”ができて大満足であろう。しかし私の場合は、2ヶ月ほど前ならばC-730を激安で買えるのなら欲しいと思っていたが今は事情が変わったのでC-730を落札してしまったら非常に困る。

万が一に備えて、C-730と740のことを調べてみた。

有効画素数は「320万画素」で両者同じだが、CCDのサイズは740の方がちょっと大きい。
レンズは740が良さそう。(「EDレンズ:1枚」の効果がどのくらいあるのか分からないが)
開放F値は730がテレ側でちょっとだけ明るい。
スーパーマクロは730が4cmで740が3cmだから“花”を撮るなら740が良い。
記録媒体は730がxDピクチャーカードとスマートメディアの両刀使いに対して740がxDピクチャーカード専用である。手持ちのスマートメディアを再利用するのなら730が良い。
外部フラッシュは730なら接続可能。(FL-40用)

http://www.olympus.co.jp/LineUp/Digicamera/C730ulzm/c730uzs.html
http://www.olympus.co.jp/jp/NewsRelease/2003a/nr030422a2J.html

ほとんど変わらないように思えますが、私ならC-730を選びます。ほとんど同じ性能で一万円安く買えるのならC-730を買わない理由はない。
そしてC-740に「外部フラッシュ」を付けられなくしてあるというのが、いかにも政策的です。

700のモデルチェンジで上位機種が730、下位機種が720。
730のモデルチェンジで上位機種が750、下位機種が740。
ということからして、メーカーとしては750を売りたいけど営業政策的に740を用意した。
本当はフル機能版を売りたいのに営業政策的に機能限定版を売り出す。まるで私が勤める会社の「新製品」の売り方と同じです。
しかし、結局売れるのは安い方ばかりで高い方はさっぱり売れず、両者の原価は殆ど換わらないのに販売価格にかなりの差がある。よって利益が全然でない。オリンパスもこんな営業政策をいつまでも続けていてはそのうち破綻するのではと思えます。両者の卸値の差が2000~3000円しかないという裏事情があったりすると高い方を売って儲かるのは販売店だけという図式ができますが、真実はどうなんでしょうね。

私が買ったTvs-Dですが、メーカーが付けた「定価」が実は間違っているのでは思えます。定価128000円で実売98000円だと“かなり高い”という印象を受けますが、定価108000円で実売85000円ならば“プランド物だからちょっと高い”という印象に変わります。本当のところは発売当初から実売80000円強程度で販売すべき製品なのに「安売り禁止」とメーカーから言われた普通の店舗は「ポイント還元」で“見かけ”と“実質”に差を付けたという裏事情があるのでは。発売当初に“安売りをしない”業者から85000円で私はTvs-Dを購入したわけですので、卸値をだいたい想像できますね。京セラはもう少し現実を直視してTvs-Dを定価98000円、実売78000円程度に設定しておけば、ネットでこれほどの酷評を受けることはなかったことでしょう。

脱線しましたが、私が言いたいことは「デジカメの販売価格というものは本当に妥当なのかどうか非常に怪しいものだ」ということです。730を普通に59800円で売っている店舗もあれば全然怪しくない通販ショップで44000円程度で販売している。見かけ59800円で販売だがポイント還元20%という店舗もある。販売価格がその製品の価値とは言えない状態にあるので、消費者自身が自分で製品に対して妥当価格を設定して賢く購入するしかないでしょう。

話しを730/740に戻します。

メーカーの公式ページには「C-730にテレコンは付かない」となっていますが、レイノックスから730にも付けることができるテレコンが発売されていました。
1.54倍(高性能)
1.8倍(普及版)

1.8倍の方は4月で生産終了とのこと。もともと1.8倍のやつは画質が良くなかったらしいです。

C-730(1/2.7インチCCD)+1.54倍テレコン
or
C-740(1/2.5インチCCD)+純正1.7倍テレコン

微妙ですね。「外部フラッシュ」を諦めるのならC-740が良いのかな。

C-750なら外部ストロボもテレコンもOK。だったらC-750が良いのかといえば、CCDが1/2.5インチで400万画素だから画質には疑問符が付きそう。結局のところ10万円以下じゃ中途半端な製品しか作れないということでしょうか。

そろそろオークションの落札結果を書かねば…

同時開催だった「X-2」の落札結果が先に発表された。落札価格は“40000円”!!
激安です。店頭価格はだいたい59800円ですからほんと激安です。いまだに69800円なんて信じられない価格をつけているショップもあるので、40000円は驚きの価格です。でも「X-2/X-1」って不人気機種なんですよね。私も発売当初から欲しいとは思いませんでした。現時点、ネット通販の安いところで約47000円ですのでそれが40000円で落札できたということは、C-730も意外に安く落札してしまう可能性大。「35000円なら確実では?」と同僚と盛りあがったのですが…

いよいよC-730の落札価格発表。なんと…

38000円 ?! 意外に高めでした。

750/740の正式発表がもう少し早ければどうなっていたか分かりません。740の発売後にどのくらい730が安くなるのか見ものです。

これで“万が一”がなくなってヤレヤレでしたが、これをきっかけに再び「超望遠レンズが欲しい病」が再発してしまった。

・「C-730+テレコン」を約50000円で手に入れて遊んでみたい
・こうなったら10Dを買っちゃうぞ
・フォーサーズが出たら望遠レンズとセットで買っちゃうぞ
などと物欲モード突入です。

「まてまて我慢するんだ」と必死になるわけですが、物欲には思考で対抗するしかありません。

しばらくは「安く望遠で遊ぶ」方法を模索することで気分を誤魔化すことにするか。

少し前から気になっている製品があるのですが、これってどうなんだろう。
スリービーチというところが販売している激安望遠レンズ「BIG60DA(49750円),VARI 8000S(37250円)」なんですが。

3ヶ月ほど前に検討した時は「一眼デジカメが必要になってしまうじゃないか」と諦めたけど、「もしかしたら15年前に買ったペンタックス製の銀塩一眼が使えるかも」と少し調べてみたところ大丈夫そう。

ペンタックスのKマウントは時代と共に機能アップしているが「基本」部分は同じとのこと。昔のMFレンズも現行機種に付けることができるとはなんともスゴイ仕様です。とうぜんその場合は本体がAF仕様でもMFになりますが。もし実際にそのように使えるのならば、私の手持ちの2本のレンズの使い道があるということです。

手持ちの銀塩一眼用に新しくレンズを買っておいて、ペンタックスから一眼デジが発売されるのを待つという方法もあるなと都合が良いことを勝手に考えているが、上手くいくのであろうか。

「*ist D」の価格が非常に気になる。早く発表して欲しいものだ。
http://www.pentax.co.jp/japan/news/2003/200312.html