2018年8月11日

「EOS 6D MarkII」初撮り第一弾

世間のお盆休みですが、私の勤務先には「お盆休み」というものがないため、各自適当に「夏休み」を取ります。私の場合、どこも混み合うお盆時期を避けて、お盆明けの週に休みを取って「旅」を楽しむのですが、今年は「お盆休み」にしました。実は、今シーズンは撮影機材を買いすぎて今年後半の「旅費」が無くなってしまったのです。新しい撮影機材に慣れるためにも年内は近場をウロウロします。

お盆休み初日は「EOS 6D MarkII」の試し撮りをします。といっても運動を兼ねて自転車で撮影地まで移動しますが、デジカメ遊びの場合は機材が増えるため、運搬方法を悩みます。


第一弾は「6D MarkII + 50mmf1.4」と「E-M5 MarkII + ライカD25mmf1.4」を対決させますが、前者の実測重量は1084g、後者の実測重量は1181gもあるため、機材を背負って自転車を走らせるのは苦行になります。そこで「旅の荷物を運搬」で大活躍しているブロンプトンを使います。(10kg程度の荷物なら余裕です)

その前に「EF50mm F1.4 USM」と「LEICA D SUMMILUX 25mm/F1.4 ASPH.」のボケ量を改めて確認。


「ライカD25mmf1.4」の開放絞りです。フォーサーズ(&マイクロフォーサーズ)の場合、焦点距離が25mmでも換算50mm(50mm画角)になるため、望遠側が圧倒的に有利になります。その反面、広角&標準で明るいレンズを作ろうとすると巨大で高額なものになります。「望遠大好き!」という人は、フォーサーズ(&マイクロフォーサーズ)がお買い得です。


「50mmf1.4」の開放絞りです。背景との距離がそれほどなくてもボケてくれます。ピントが浅いので手持ち撮影の場合は何枚か撮っておく必要があります。

さて、自宅から撮影地の香嵐渓までブロンプトンを走らせますが、とにかく暑くて嫌になってきます。夏場は「片道2時間」でも走りたくありません。ブロンプトンでも1時間20分ほどで到着。さっそく撮影に入りますが暑さで撮影意欲が衰退していくのが分かります。


ライカD25mmf1.4
f/2.8 1/400秒 ISO200

相変わらず私好みの写りをしてくれます。「LEICA D SUMMILUX 25mm/F1.4 ASPH.」と「LEICA D VARIO-ELMAR 14-150mm/F3.5-5.6 ASPH.」のために「E-510」と「E-3」を残してありますが、ボディは「E-M5 MarkII」で良いのかもしれませんが、「重量バランスが悪い」「AFが遅くなる」ため「E-3」はどうしても必要です。


50mmf1.4
f/5.6 1/50秒 ISO100

ボケ量を合わせるためf/5.6にしましたが、明らかにボケ量が違います。なぜでしょう。写りも「う~ん」です。

定価ベースで120,000円と55,500円という大きな金額差、「EF50mm F1.4 USM」の発売日が1993年6月という「銀塩一眼レフの標準レンズ」ですから、こんなものでしょうか。

等倍で切り出してみます。(原本は「E-M5 MarkII」が「4608×3456」、「EOS 6D MarkII」が「6240×4160」です)


ライカD25mmf1.4


50mmf1.4

カメラは「レンズが命」ですから、ここまで差が出ても仕方ありません。ただ「50mmf1.4」も“激安”というわけではないので少しは期待していましたが。

次に遠景を撮ってみます。


ライカD25mmf1.4
f/2.8 1/320秒 ISO200


50mmf1.4
f/5.6 1/60秒 ISO100

明らかに「50mmf1.4」はフィルムの時代のレンズですね。「50mmf1.4」は「ふんわり」とか「ほんわか」という感じがするため人物撮りに合いそうです。(「ライカD25mmf1.4」だと産毛や毛穴まで写るので)

足助の町並みスナップ


ライカD25mmf1.4
f/4 1/250秒 ISO200


50mmf1.4
f/8 1/250秒 ISO100
中央付近の看板にピントを合わせましたが「スポット測光」になっていたため暗くなりました。

レンズの差は明らかなため「対決」はここで終了です。


50mmf1.4
f/5.6 1/125秒 ISO100

「f5.6」でも被写界深度が浅いため町並みスナップでは「f8」が良いかもしれません。フォーサーズとフルサイズを併用する場合は、この辺りを気を付ける必要がありそうです。


50mmf1.4
f/2.8 1/4000秒 ISO100

フルサイズなら背景をボカすのは簡単。この利点を活かすことでフォーサーズとフルサイズの役割が明確になります。私の場合、フルサイズの最大の利点は「高感度に強い」と考えているため、光が足りない場所で動きものを撮るときにフルサイズを活かせるはずです。屋内スポーツ撮影が代表例ですが、その撮影頻度が少なかったため、APS-C機すら処分したのですが、屋内スポーツ以外もターゲットになる被写体はあります。今後はそれらを撮ることができます。


50mmf1.4
f/1.4 1/125秒 ISO100

「暗いので絞りを開ければ良いでしょ」とやるとスナップ写真になりません。


50mmf1.4
f/5.6 1/250秒 ISO100

映画に出てきそうな廃墟に近い民家。

スナップで50mm画角は使いにくいです。私が好きな35mm画角の単焦点が良いのか、標準ズームのLが良いのか悩むところです。しかし、スナップ用途なら「E-M5 MarkII + 12-100mmPRO」を使えば良いのですから決め手がありません。

「使ってみたかった」で購入した「EOS 6D MarkII」で使うレンズをどれにするのかは「E-M5 MarkII + 12-100mmPRO」で撮れない被写体が明確になった時かもしれません。

町並み散策は僅か50分ほどで暑さで眩暈がしてきたため、休憩を頻繁に入れながら自宅までブロンプトンを走らせました。撮影機材の運搬にブロンプトンは最適な自転車です。

距離59.3km、獲得標高407mでした。



「EOS 6D MarkII」初撮り第一弾」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: 改めて「E-PL7 + 17mm F2.8」を試す – 青空写楽

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