2018年9月6日

便利ズーム「TAMRON 28-300mm F3.5-6.3 Di VC PZD」購入

デジカメ遊び第一章の時に動きもの専用機として「EOS 30D + EF70-300mm F4-5.6 IS USM」を買いましたが、この望遠レンズの写りの悪さにガッカリして即行で「EF300mm F4L IS USM」に買い直したことがあります。たまたま外れを引いた可能性も否定できませんが、それがトラウマになっていて「安いレンズはダメだ!」路線を走ってきたわけです。

最終的に真剣撮りのための機材として残したものは下記になります。

・OLYMPUS E-3
・OLYMPUS E-510
・ZUIKO DIGITAL ED 8mm F3.5 Fisheye
・ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macro
・LEICA D SUMMILUX 25mm/F1.4 ASPH.
・LEICA D VARIO-ELMAR 14-150mm/F3.5-5.6 ASPH.

デジカメ遊びもやりつくした感があったため、「真剣撮り」をすることなく10年近く経過して、再びデジカメ遊び第二章に入ったわけですが、今さら遊び目的で買い替えていくというのも単なる銭失いになります。

勢いで買った「EOS 6D MarkII」のレンズをどれにしようかあれこれ妄想する日々で、無駄買い防止なら「小三元+マクロ」の4本で完結します。それら以外は要りません。しかし、それらを買っても使うのだろうかと思うわけです。「E-M5 MarkII + 12-100mm」に明るい単焦点を数本買えば十分すぎるほどです。

CANONのデジタル一眼レフの必要性は「動きものに強い」であって、そこにフルサイズセンサーが加われば「光が足りない場所でも動きものに強い」になるため、デジカメ遊び第一章の時に最後の最後まで満足いく撮影ができなかったことができるようになります。そのために必要なレンズは大三元の望遠レンズです。それを買ってオシマイでも良いのですが、実際に買っても「これで撮れることは間違いないけど撮りにいくのか?」となるわけです。「撮りにいくことになってから買えばいい」と先送り。

デジカメ遊び第一章の時にフルサイズ機を買わなかった理由は「高額すぎて買えなかった」こともありますが、散財した金額に比べたらそれが最大の理由ではありません。「ゴミ問題が解決されていない」が最大の理由です。ゴミ問題を解決させてからデジタル一眼レフを発売したのはオリンパスだけです。初号機から「ゴミ問題を解決」「防塵防滴仕様」でしたので、安心して使うことができたわけです。

時を経て「ゴミ問題」が言われないということは、オリンパス機以外でも大丈夫ということでしょうか。だとしたら庶民でも買える価格になったフルサイズ機「EOS 6D MarkII」を買わない理由はありません。

ということで、「EOS 6D MarkII + EF50mmF1.4」があるわけですが、さすがに50mm単焦点1本だけで「これさえあればOK」とはなりません。

「何か欲しいな」という単なる物欲で使わなくなる可能性が高いレンズを買うわけにもいかないため、ちょっと悩んであるものをポチッしました。流通量が非常に少なく、どこのショップでも納期未定で「12月入荷予定」と書かれているショップすらあります。すぐに欲しいわけでもないので年末までに届くなら、他に欲しいものもあるのでちょうど良いかと思ったわけですが、予定外の早さで届いてしまいました。そのため「E-M5 MarkII」で使うための単焦点レンズは先送りです。


便利ズーム「TAMRON 28-300mm F3.5-6.3 Di VC PZD」です。以前の自分基準だと「このクラスのレンズには興味がない」に含まれるレンズです。


EOS 6D MarkII 、高倍率ズーム「28-300mm」、単焦点「50mmF1.4」

この3点セットは…


OLYMPUS E-3、高倍率ズーム「ライカD 14-150mm」、明るい単焦点「ライカD 25mmF1.4」の入れ替わりのセット品になります。

センサーが4/3型からフルサイズになった代わりにレンズが大幅にスペックダウン。車で例えるのならフルチューニングされた1000ccターボ車からドノーマルの3000cc車に乗り換えるようなものでしょうか。

「撮影機材は“レンズが命”」という志向は今でも変わりませんが、「レンズの性能差はセンサーサイズの大きさを超えるのか」という検証という名目の遊びを楽しみます。「EOS 6D MarkII + TAMRON 28-300mm」の対戦相手は「E-M5 MarkII + 12-100mmPRO」になります。

貰えるポイントを無視すると購入価格は…

EOS 6D MarkII 176176円
TAMRON 28-300mm 45480円
EF50mmF1.4 39699円
計 261355円

E-M5 MarkII 67600円
12-100mmPRO 128515円
ライカDG 25mmF1.4 46170円 (※来月購入予定)
計 242285円

本来なら「E-M1 MarkII」をぶつけたいところですが、「EOS 6D MarkII」はフルサイズの廉価版扱いですから、「E-M5 MarkII」で十分です。

ミラーレス用のレンズなら無用な初期チェックかもしれませんが、デジタル一眼レフ用のレンズなら一番最初にやるべきチェックがあります。

それはピントチェックです。


28mmのf/3.5では被写界深度が深いため分かりにくいですが「ア」に合わせています。


300mmのf/6.3です。ピントの問題は無さそうです。

「TAMRON 28-300mm は寄れるレンズ」らしいので試してみました。


レンズの仕様としては「最大撮影倍率 1:3.5(f=300mm時 : 最短撮影距離0.49m)」になっているため、ちょっとしたマクロ撮影を楽しめます。


「50mmf1.4」だとこれが限度です。


f/6.3 1/125秒 ISO12800 300mm ※手持ち撮影

もしかしたら「安い高倍率ズームなんかダメだ」というのは過去の話になるかもしれません。

タムロン高倍率ズームの歴史

進化を続けたタムロン高倍率ズームレンズの実力はいかに。

重量
「E-M5 MarkII + 12-100mmPRO」1030g(469g + 561g)
「E-3 + LEICA D 14-150mm」1340g(810g + 530g)
「6D MarkII + TAMRON 28-300mm」1305g(765g + 540g)

レンズ側が重い「E-M5 MarkII + 12-100mmPRO」は持った時のバランスの悪さを感じます。