ドメイン名の価値…

※あくまでも企業サイトの場合は、という話です

海外には未だに転売目的でドメインを大量に保有している人(個人)がいるようで、「なぜ日本人でもないのにこんなものを保有しているの?」というのもありそうです。

先日、海外担当部署にドメインの売り込みがあったようで、今となっては企業名を除けばドメイン名そのものに価値は殆どありません。(企業の場合)

ところが売り込みされたドメインは、海外担当部署が海外の販社に対して使っているブランドと一致する名称だったため、どうすべきか悩んだようで、私の部署に相談がありました。しかし、その名称は業界内で通じるだけで、一般的には全く違うものを連想します。それこそ観光ガイドのようなサイトを作る時に役に立ちそうなドメイン名です。

「買い取っても使い道が無いからいらない」と返事しておいたら、さすがに転売目的を商売にしている強者は切り札をもっているようで、「アジアの○○○○に売っちゃうぞ」と言ってきたらしい。たぶんその○○○○というのは中国の企業でしょうね。なんでもパクる国民性ですから、そのドメインを手に入れたら何をするのかだいたい想像できます。

で、結局買い取ることにしたらしいのですが、中小企業にとっては非常に痛い金額を提示されています。他に売り先あるだろうに何でうちを相手にしているんだろうと検索してみると、そのものズバリの企業さんがありますね。□□□□.COM、□□□□.CO.JPを取れなかったので□□□□.JPでやっている企業さんがあるんだから、□□□□.COMを売りたければそこにいけば良いのに…

なんとなくですが、□□□□.COMに多少なりとも関連しそうな企業に手当たり次第メールを送り、なんらかの反応があった企業を再調査して、弱点を見つけ出し強気に出るのでしょう。□□□□.JPでやっている企業さんが海外で取引していなければ「いらない」で済みますからね。検索サイトのお陰でドメイン名に執着する必要は以前ほどありません。



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