2018年10月3日

デジカメ遊び振り返り 6台め「CONTAX Tvs DIGITAL」

京セラ CONTAX Tvs DIGITAL

購入日:2003年3月13日
希望小売価格:128,000円
1/1.8型 525万画素(有効500万画素)原色CCD
35~105mm相当(F2.8~4.8) カール・ツァイス・バリオゾナー T*

「綺麗に撮れるコンデジが欲しい」という明確な理由があって購入したのが元祖・高級コンデジ「CONTAX Tvs DIGITAL」です。

チタン合金の外装、多結晶サファイアのシャッターボタン、レンズは「カール・ツァイス・バリオゾナー T*」という豪華仕様、モノとしては100%の仕上がりで、部屋のインテリアにもなりうる存在感です。スペックを見る限り「CAMEDIA E-20」のサブ機の役目になるはずでしたが…

三十数台のデジカメを購入してきた私ですが「CONTAX Tvs DIGITAL」が過去最高難度の手を焼かせるデジカメでした。当たればすごいけど殆ど当たらない。打率1割のホームランバッターみたいなデジカメです。

見た目とは全く違って、スナップ用途には使えません。じっくり被写体と対峙してあれこれ考えて撮らなければまともに写りません。

当時は写真撮影に関する勉強不足だったこともあり、使いこなすことができず僅か3か月で売却。


「CAMEDIA E-20」では表現できない色合い。


「CONTAX Tvs DIGITAL」の場合、屋内での人物撮影は不可能に近いものがありました。ほとんど当たりません。


屋外でも1枚1枚丁寧に撮る必要がありますが、色味は良い感じです。


雨の風景


雫も良い感じに写ります。


この独特な雰囲気が「CONTAX Tvs DIGITAL」らしさの代表例みたいな写真です。(レタッチすると分かりますが背景に人物が写っています)


「CAMEDIA E-20」ではあっさりしてしまうカキツバタの色も「CONTAX Tvs DIGITAL」だと独特です。背景ボケも悪くありません。


これも「CONTAX Tvs DIGITAL」の得意分野。

「CONTAX Tvs DIGITAL」は登場するのが早すぎて、画像エンジンがハードウェアに負けていたのかもしれません。

懐古主義かもしれませんが、ボディはそのままで、最新のセンサーと画像エンジンを積んだ「CONTAX Tvs DIGITAL」リメイク版が欲しいです。

購入録
オヤジ写真家の所有欲を満たしてくれる「CONTAX Tvs DIGITAL」を購入。