2019年4月1日

姫路城で桜撮影2019

ブロンプトンの旅で姫路城に立ち寄った時は、ちょうど「平成の大修理」の期間だったため、天守閣を見ることができず残念な思いをしました。中国エリアの自転車旅を計画するたびに「姫路城」をいかに組み込むのか悩んできましたが、どうしても行程に無理が生じるため先送りしてきました。

時が流れ「どうせなら桜の時期になったら姫路城を見に行きたい」と思うようになったため、自転車無しの撮影旅行で姫路城を見に行くことにしましたが…

「昨年同様に今年の桜は開花が早い」という予想を信じて計画を立てましたが、早めに満開になったのは東京エリアくらいで、愛知県同様に兵庫県の桜が満開になったという情報は無し。

週間天気予報も外れて撮影メインの土曜日が「曇りのち雨」。

今回の「姫路城」で使った撮影機材です。
・OM-D E-M5 Mark II ブラック
・M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

3月30日 14時15分から16時40分


f/8,1/160秒,ISO320,+1.0補正,66mm (RAW現像)

雨中撮影では露出補正が結構シビアです。結果的にRAW現像時に若干いじりました。


f/4,1/200秒,ISO640,+1.3補正,100mm (RAW現像)

ここでは背景が暗くなりすぎるため多めにプラスして撮影したところ桜が完全に露出オーバーです。


f/4,1/80秒,ISO640,29mm (RAW現像)

「E-M5 MarkII + 12-100mm IS PRO」なら雨中撮影で機材が濡れても全く問題ありません。


f/4,1/80秒,ISO640,+0.3補正,12mm (RAW現像)

ここはRAW現像時にジャドーを明るくしました。


f/4,1/400秒,ISO200,+0.3補正,54mm (RAW現像)

枝垂れ桜がちょうど見ごろになっていました。


f/16,1/80秒,ISO800,+0.3補正,100mm (RAW現像)

「桜と城」の組み合わせで困るのが背景処理です。背景をぼかしてしまうと、どこの桜なのか分からなくなってしまいます。


f/8,1/80秒,ISO400,+0.3補正,12mm (RAW現像)

桜が満開で晴天日なら絵になりそうですが残念。


f/16,1/80秒,ISO800,+0.3補正,34mm (RAW現像)

姫路城はいろんな構図で撮ることができるため、構図探しを楽しめます。


f/4,1/200秒,ISO400,+0.3補正,100mm (RAW現像)

夕方になってようやく雨が止みました。翌日は晴れ予報になっているため、予定を再考。

3月31日 7時30分から9時00分


f/16,1/125秒,ISO200,+0.3補正,54mm

二日目のメインの場所は姫路市内から車で1時間ほど。10時ごろに出発すればそのイベントに間に合うため、ホテルを早めに出て、再び姫路城にやってきました。


f/16,1/80秒,ISO200,+0.7補正,12mm

7時30分ですので、太陽光に若干の赤みが入るため、桜が良い感じの色味になります。


f/4,1/640秒,ISO200,+1.0補正,100mm

写りが良い便利ズーム「12-100mm IS PRO」ですが、「12-40mm PRO」と比較すると描写が少し甘いです。大きく印刷するとか等倍表示しなければ分かりませんが。


f/4,1/800秒,ISO200,100mm

いかにも朝の光という雰囲気です。


f/13,1/80秒,ISO250,-0.3補正,38mm

ここでは、青空を残すと手前が暗くなってしまうため悩ましいところです。

パンフレットに撮影ポイントが記載されているため、それを参考に散策します。


f/16,1/100秒,ISO200,-0.3補正,41mm

奥の天守閣と手前の鯱の両方とも被写界深度に入れたい。しかし、構図的に中望遠領域が必要。こういう時はコンデジを使う方が手っ取り早いかもしれません。


f/16,1/80秒,ISO200,-0.7補正,34mm

「満開の桜だったらなぁ」という撮影ポイントです。


f/8,1/400秒,ISO200,-0.3補正,12mm

水面の反射を使う撮影ポイントです。雨の翌日は強風は日本全国共通ですので、こうなります。


f/8,1/250秒,ISO200,-0.7補正,12mm

花壇とセットで撮りたくてもこの場合は咲いていない桜の木が邪魔になりました。


f/8,1/60秒,ISO200,-0.3補正,25mm

天守閣が見えない散策コースにも桜の撮影ポイントがあります。


f/4,1/320秒,ISO200,-0.3補正,100mm

石垣を背景にしてみると、背景のボケ具合がちょうど良い感じです。

換算で「24-200mm」になる「12-100mm IS PRO」を使うと「TX2」は完全なる万が一の予備機になってしまい、使う機会はゼロでした。

しかし、「12-100mm IS PRO」の場合は「100mmまで使えるから使う」であって、「どうしても100mmが必要」というわけでもないため、風景撮りには1ランク上の写りを優先して「12-40mm PRO」が良いかなという印象です。

おまけ
「14-150mmII」を今年の1月に購入しましたが、廉価版シリーズの「12-200mm」が3月に新発売されました。望遠側は「あれば使う」であり、どうしても必要というわけでもありません。最初から望遠側が必要ならば望遠レンズを持っていきます。「12-100mmPRO」は換算24-200mmになるためスナップ用途には理想的なズームレンズです。換算200mmで撮ってから50%トリミングすれば換算400mmになります。

50%トリミング後にリサイズ。