2004年3月21日

遊び用カメラ「PowerShot S1IS」を購入

D70の初物を手に入れることに失敗したこと。昨日のイベントが大ハズレだったこと。同僚Y氏が携帯デジカメを買って楽しそうだったこと。気分を盛り上げるために「何か欲しい~」と物欲が騒ぎます。

「スナップ専科」デジカメを物色中、いろいろと検討しました。携帯デジカメ、5万円前後のコンパクト機種、10万円前後のハイエンド機、そしてデジ一眼。「遊び用なら今回はこれだ!」と思えるような機種は見当たりませんでしたが、あえてこの時期に選ぶとするのならば「S5000との対決シリーズができる機種」になるでしょう。昨年の「TVS DIGITAL」と同様に“あえて買う”であって“どうしても必要だから買う”というわけではありません。

目的が「S5000との対決」ですので、それに見合う機種は結構多いように思えますが、実は限られています。機能的な面で明らかに同等と思えるような機種ならば、わざわざ“あえて”買う必要はありません。それは私にとって何もメリットが無いわけですから。よってZシリーズやCシリーズはこの時点で脱落。残るは「FZ10」と「S1 IS」となりますが、FZ1で十分遊んだ後にFZ10というのも芸が無いので、FZ10は候補から外れる。残るは「S1 IS」ただ一つ。しかし、「S1 IS」については製品発表当初から「なんじゃこのデザインは!! まるでロボットの頭ジャン」とカメラとしては受け入れがたいデザインゆえに興味がまったく沸きませんでした。「遊び用デジカメも候補不在」では真剣撮影の合間の活力を得ることができません。やはり「何か欲しい~」と物欲が騒ぎまくります。

あの外見ではどうしても「S1 IS」を選ぶ余地がありません。それを超える何かポイントが無ければ…。もう一度、カメラ雑誌をチェックしてみると、使用メディアが「CF」、バッテリーが「単三型充電池」ということで私が欲しかったコンパクトカメラの条件を満たしていることが判明。

・高倍率ズーム
・手ブレ補正
・CF
・単三型充電池

S5000との差別化という面で「手ブレ補正」と「CF」のポイントは高い。

ちょうどミドリの会員向けチラシに「S1 IS」が…。そして週末の新聞チラシにも「S1 IS」が…。不思議なことに両者のチラシを比較すると店頭価格が違う。そしてポイント還元率も違う。会員向けの方は価格は安いがポイント還元率が少ないのです。どっちが得かと計算してみると普通に買った方がお買い得。なんか変なの。とりあえずミドリへ出向き、展示物をいじくってみることにした。致命的な欠点が無い限り購入するつもり。

「S1 IS」を手にとってみると見た目とは違って案外重量感がある。「単三型充電池4本」はやはり重いか。しかし、S5000も「単三型充電池4本」だが、 S5000を軽く感じるのは見た目と重量バランスとホールド感の良さなのだろうか。ズーミングをしてみると「めちゃめちゃ速い」と少しばかり感動するが止めたいところで止められない焦れったさにイラつく。この機種で真剣に撮る予定はないからこれも些細なこと。「手ブレ補正」の効果はどうであろうかとシャッターを押すが「メディアが入っていません」。そして肝心の外観は「最悪ジャン」。これを持つこと自体が恥ずかしいと思える。Zシリーズほどはぶっ飛んでいないが、この「サイバーな感じ」はどうも私は馴染めない。まるで大河原邦男氏がデザインしたのかと思えるほどロボットチック。「S1 IS」を担当したデザイナーはガンダム世代なのか?。うーん、もう少しカメラっぽいデザインにならなかったものなのか。

PowerShot S1IS

長く使うかどうか分からないので、外観のことは諦めよう。と自分を無理やり納得させ購入することにした。

さっそく店員に2枚のチラシを見せると「会員向けのポイント還元率を変えます」とのこと。どうやら「これは変」とミドリ側も感づいていたのであろう。CF を同時購入するとさらに2000円引き。CFそのものも超特売の6000円である。CFは大量に持っているので要らないといえば要らないのだが安く買えるのなら買っておくか。

「PowerShot S1 IS」59000円 + 「CF 256M」6000円 - 2000円 で 支払額63000円(税込み) ポイント還元は9440円なり。(このポイントでプリンタのインクを買うことにした)

「CF 256M」は通常なら7500円程度ですので、実質的には46000円程度で「PowerShot S1 IS」を購入することができた。

遊び用カメラ「PowerShot S1IS」を購入