2004年3月24日

使い切りフラッシュメモリ

サンディスク、コンビニで使い切りフラッシュメモリを販売
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0323/sandisk.htm

ちょうど一年前に私は日記に「もしかしたら、メモリカードをざくざく買えるような金持ちならば、メモリカード一杯に撮って写真屋へ持ち込んだ後、メモリカードを再使用せずにそのまま永久保存してしまうような人もいるかもしれない。」と書いたが、一部の金持ちだけを相手にしていてはビジネスは成り立たないため「一般庶民」をターゲットにするために「買いやすい価格設定」の品物をコンビニで販売するということでしょう。

販売されるのは、SDカード、miniSD、CFで、容量はいずれも32MB。価格はすべて2,000円。

この「2000円」というのが最大のポイントになるでしょう。「1000円」が理想価格でしょうが現時点ではちょっと無理、かと言って1000円で販売できるようになるのを待っていてはビジネスチャンスを逃してしまう。“ちょっと”高いが2000円でも一般庶民でも買えない事は無いだろうという価格設定。ショップなどで256MのCFが8000円以下で買えるわけですので、32Mが2000円とはちょっと高い気がしますが、普通の人は一回の撮影で32Mもあれば十分なのかもしれません。特に「使い捨てカメラ」を使っていた人が「200万画素の携帯デジカメ」を使うようになった場合などは32Mのメモリカードに30枚程度撮れたら十分満足するかと思います。

昔、「カメラを普及させても儲かるのはカメラメーカーではなくフィルムメーカーだ」と言われたそうですが、パソコンとは無縁の人がデジカメを使うようになったら儲かるのはメモリカードメーカーかもしれません。