2020年3月7日

電子接点付きレンズマウントアダプター「CM-AEF-MFT」を購入

「マイクロフォーサーズでいく」と決めた場合、大抵の撮影シーンにおいて必要なレンズは下記の4本で全て完結します。

・LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm
・M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
・LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm
・M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro

超広角ズームレンズ、便利ズームレンズ、望遠ズームレンズ、マクロレンズ。

多少の「重箱の隅をつつく」にも耐えられる写りをするはずです。

デジカメ遊び第二章では望遠側の必要性があまりなく、「ちょっと望遠側を使いたい」時のために「LUMIX G VARIO 100-300mm F4.0-5.6 II POWER O.I.S.」にしましたが、このレンズは「とりあえず望遠レンズもある」という位置づけです。

北海道旅行前に随分悩んで「とりあえず北海道旅行で最終確認してから」と先送りした件があります。それは、ぐるっと一周して「もうちょっと写りが良い望遠レンズが欲しい」です。

あくまでも「これからもマイクロフォーサーズでいく」と決めているのなら「LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm」を買えばオシマイですが、最近は懲りずに「遊べる機材が欲しい」という物欲が勝るため「LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm」は対象外です。綺麗に撮れるのが当たり前とはいえ、出番が少ない機材に十数万円の出費はイタイです。

「マイクロフォーサーズは望遠側が有利」とはいえ、それは単純にセンサーサイズの都合によるもので、実のところ高感度耐性という問題点もあって、晴天日でシャッター速度を1/1000秒をキープできる場合ならという条件付きの「望遠側が有利」です。静止物を超望遠で狙うことなど殆どないため、被写体は「動いているもの」になります。シャッター速度を稼ぐためにISO感度を高めるとノイズが目立ちようになるため、結局のところ、どこで妥協するのかとなります。

ここまでが予告編みたいなものでここからは序章です。


Commlite レンズマウントアダプター CM-AEF-MFT (キヤノンEFマウントレンズ → マイクロフォーサーズマウント変換) 電子接点付き

EFマウントレンズをマイクロフォーサーズ機で使ってもAFが効くというマウントアダプターです。実は「6D MarkII」を買った時にも検討したアイテムですが、当時は「これからもマイクロフォーサーズでいく」と決めていたため、「とりあえずマイクロフォーサーズのレンズを買い漁れば良い」という方針でした。

しかし、「α7III」と「X-T20」も使うようになってからは「何が何でもマイクロフォーサーズでという拘りはデメリットしかない」と思うようになりました。

電子接点付きレンズマウントアダプターというものはレンズとボディの相性問題が大きすぎるため、実際に試さなければ使えるのかどうか分からないという完全なる遊びの領域です。「とにかく写りを求める」なら変なことを考えずに、マイクロフォーサーズのレンズを一通り揃えた後はα7IIIで使うレンズを買い漁れば良いだけです。

今は「いろんな機材を使ってみたい」という気持ちが強いため、あえて「レンズマウントアダプター」という遊びに踏み込むわけです。


「E-M5 MarkII」に「EF50mm F1.4 USM」をつけてみました。「6D MarkII」の時は小さいレンズだと思えましたが、「E-M5 MarkII」だと貫禄が出てきます。


「CM-AEF-MFT」には三脚をつける台座があります。重いレンズを使った場合のバランスを考慮しているのかもしれません。


純正フードもつけると巨大なレンズのようになります。


「6D MarkII」の場合はピント精度の問題なのか絞りf1.4をまともに使えませんでしたが、「E-M5 MarkII」なら拡大表示させることでガチピンが可能です。


ピクセル等倍切り出し。明るいレンズはミラーレス機でこそようやく本領発揮なのかもしれません。

シグマのartシリーズの単焦点を「6D MarkII」で使っている娘は「ピントが甘いので苦労する」と嘆いています。(R5まで待ちきれず、どうやら「EOS R」をポチッしたようです)

昼の散歩で試し撮り。


絞りf2.8


絞りf2.8


これは絞りf1.4です。AFがギーコギーコと頑張って合わせようとしてむちゃくちゃ時間が掛かります。たぶん「6D MarkII」だとピントが合ったことにしてしまうのかもしれません。


再び絞りf2.8です。


ピクセル等倍切り出し。「6D MarkII」で使った時は「格安レンズでもないのにこの程度の写りなのか」と落胆した「EF50mm F1.4 USM」ですが、「E-M5 MarkII」と組み合わせると結構使える感じです。ただし、AFが遅すぎるので実用性はイマイチです。(MF感覚で撮るなら大丈夫)

序章はここまで。本題は後日になります。