2020年7月24日

マクロレンズを使った深度合成モードは楽しい

相変わらずの天候不順のため、天気予報があてにならず予定を立てられない日々です。朝起きて「さてどうしようかな」となるわけで、今日も早朝の雷を伴う土砂降り雨で当初の予定は中止。

撮りためたドラマなどを見ながらのんびりしていると雨が止んだため、「雨上がりの雫撮影」を楽しむことにしました。

7月18日

撮影機材
・OLYMPUS OM-D E-M1 MarkIII
・M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

JPEG撮って出し。


雨上がりは強風が付きものですが、庭先の風の影響を受けにくい場所に良い感じの雫があったため、小型の三脚をセット。


「こんな雫撮影をしてみたい」というイメージに近いものを撮れました。複数個の雫を狙うなら「深度合成モード」は必須です。


雫の中に自宅の建物も写っています。

変な苦労をせずに気軽に雫撮影を楽しむなら「E-M1 MarkIII + ED 60mm F2.8 Macro」がベストです。


予報では雨が止んでも天候不順に変わりは無いらしいので、近場の散歩コースで雫を探しますが、あっという間に雫がなくなったようで、なかなか見つかりません。


「M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro」は換算120mm相当の中望遠レンズとしてもキレがある写りをします。ただし、キレッキレッを求めるなら「SIGMA 70mm F2.8 DG MACRO Art」が勝るかなという印象。


風で被写体が少しでも揺れると「深度合成モード」が役に立たないため、何度も何度もチャレンジあるのみです。


そろそろヒマワリの季節ですが、散歩コースのヒマワリが今年は“ミニヒマワリ”になっていて個人的にはちょっと残念です。


ピクセル等倍切り出し。

そういえば「昆虫にも深度合成モードがお勧め」という記事を見たことがあったので、試してみますが、微妙に動き回るハチにはムリがあったようで、なかなか上手くいきません。

巨大なハチに恐れをなしたのか先客のハチの動きが止まりました。「今がチャンス!!」


震度合成モードの1枚目


15枚を合成した完成版。ピントを合わせた位置の少し先までしっかりピントが来ていますが、その先は完全にボケています。被写界深度を深くするために絞ってしまうと、このようには写りません。

しかしながら、昆虫が「微動だにしない」わけではないため、合成によるデメリットも出てきます。

ピクセル等倍で見なければ分からない程度の被写体ブレですので、大幅にトリミングしなければ問題ないかもしれません。

マクロ撮影で被写界深度を深くしたいけど、背景は完全にボカしたいという場合に「深度合成モード」が役に立ちます。