予定を入れることなく過ごしている4連休。最終日ものんびり過ごしてから撮影散歩しますが、同じコースを歩くとしても撮影機材を変えることで楽しめます。この辺は自転車遊びと同じでマンネリ化してきたら機材を変えることが最善策です。
さて、本日の機材は「PowerShot G1 X Mark II」です。歩き旅とか自転車旅のために購入した「綺麗に撮れるコンデジ」ですが、コロナ禍のため未だに旅に行けず、購入して半年間も出番がありません。
荷物を極力減らしたい。しかし、綺麗な写真を撮りたい。という欲求を満たすためにあれこれ購入して最終的には、マイクロフォーサーズのセンサーが搭載されている「DC-LX100M2」に辿り着きそうになりましたが、高価格すぎるため保留。あれこれ買ってきた機材は短期間で売却してきたため、高価格の機材を買っても満足せずに売却すると出費額が大きすぎます。そこでダメ元で諦めがつくような在庫処分価格の「PowerShot G1 X Mark II」を購入したわけです。
「DC-LX100M2」よりも大きい1.5型センサーを搭載しているので、期待値は大きく、実際に「X-T20 + XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」と「PowerShot G1 X Mark II」を撮り比べてみましたが、両者に大きな違いは見られませんでした。「X-T20」に安い標準ズームを使うくらいなら「G1 X Mark II」が良いです。
7月26日
RAW現像
f/4,換算27mm相当
最短撮影距離がワイド端で5cm、テレ端で40cmですので寄れないカメラです。1.5型センサーらしく実焦点距離14mmでも背景がボケます。
f/2,換算24mm相当
シベにはピントがきていますが、何か不具合でもあるかのようにモヤモヤしています。
連休初日に歩いたコースをトレースします。
f/5,1/30秒,ISO100,換算120mm相当
NDフィルター機能が内蔵されているため、「COOLPIX A1000」の時は「f/8,1/125秒」になっていた場面でも「G1 X Mark II」なら「f/5,1/30秒」にできます。ND8相当の機能を持っているらしいので、さらにシャッター速度を遅くできます。
次の列車の通過時間まで花壇を撮影。
f/3.9,1/640秒,ISO100,換算120mm相当
ピントが抜けやすい傾向にある「G1 X Mark II」ですが、ここまで密集していればピントが合います。ここでも全体的にモヤモヤした写りをしています。
f/3.9,1/160秒,ISO100,換算120mm相当
ミニヒマワリでもこの大きさで撮るならすぐにピントが合いますが、開放絞りではモヤモヤすぎて使えないことが確定です。
f/7.1,1/15秒,ISO100,換算120mm相当
速度が遅い列車でもシャッター速度を1/15秒にすれば、流し撮りぽくなりますが、反応が遅い液晶画面では最初の1枚目以外は全て勘になります。
f/6.3,1/15秒,ISO100,換算120mm相当
「G1 X Mark II」でも流し撮りはできますが、“数打ちゃ当たる”状態ですので、わざわざするほどのことでもないかなぁという印象です。
f/8,1/250秒,ISO100,換算24mm相当
風景の一部として撮った方が良いかもしれません。
f/3.9,1/1250秒,ISO100,換算120mm相当
横位置でのローアングル撮影ならチルト式液晶画面が大いに役に立ちます。
f/3.9,1/400秒,ISO100,換算120mm相当
ここでは不思議なことにモアモヤが出ていません。開放絞りの場合、ワイド端でもテレ端でも最短撮影距離に近いほどモヤモヤが出るのでしょうか。
f/3.9,1/1600秒,ISO200,換算120mm相当
ここでは「サーボ AF」で列車を連写します。今どきのデジカメに比べると激遅の3コマ/秒ですが、全てピントが合っています。この辺はさすがCANONといった感じです。
前回はここで終了でしたが、今回はもう少し先まで歩きます。
f/9,1/15秒,ISO100,換算24mm相当
建物が無い良い感じの場所があったため、改めて流し撮りに挑戦。液晶画面を見ずにホットシューからフード、そしてその先を見るように列車を狙います。
f/9,1/15秒,ISO100,換算24mm相当
液晶画面のタイムラグを気にする必要がないため多少はマシになりますが、ノーファインダー撮影に近いため、望遠側では使えないテクニックになります。