2005年11月1日

「Nikon D200」の公式発表

20051101.jpgついに、いやようやく「Nikon D200」の公式発表があった。
さんざん待たせただけのことはある製品のようです。
D200製品ページ
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特筆すべき仕様については…

「有効画素数:10.2 メガピクセル」
このクラスで1000万画素オーバーとはスゴイが、うーんいるのかな。
望遠側が足りないときにトリミングできる範囲が増えるが、できれば「クロップ高速機能」にして欲しい。

「ISO感度: 100 ~ 1600」
ISO感度が100からになった理由はコンパクトデジの流れと同じでノイズの出方が心配。
絞りを一段開けられるメリットがあるので晴天時にはいいかも。

「ファインダー倍率:約0.94倍」
D70sの「約0.75倍」に比べた結構広く感じるのかな。早く実物を見てみたいものだ。
ファインダーだけのために*istDS2を購入しようかと思っていたがチョイ保留だな。

「フォーカスエリア:11ヵ所のフォーカスエリアから1ヵ所または複数カ所を選択可能」
E-1、E-300でかなり不便に感じ、D70sで広いフォーカスエリアの便利さを実感しているだけに、こいつには「11点」もあるなんて…。

「液晶モニタ-:2.5型」
これに関しては大きいことはいいことだ。

「動作モード:CH(高速連続撮影)約5コマ/秒」
これでようやく20Dと同等。機関銃のように連写しまくりか。

「高速連続撮影:5コマ/秒、54コマ(NORMAL・画像サイズL)/22コマ(RAW・非圧縮)」
RAWで22連写とは…(高速なCFが必要だが)
非圧縮RAWの1コマのファイルサイズが約20MBだが、連写中にも書き込むためバッファ容量は?

まとめると、
約1000万画素、ファインダーが広い(?)、11点フォーカスエリア、秒間5コマ、RAWモード22連写
ということで、このスペックで約20万円ですから思わず「買い!」となりそうですが…。

私にとっては致命的な欠点がひとつある。

「シンクロ同調:1/250秒以下」
この仕様だと日中シンクロが使えないのと同じ。
晴天時に、F2.8、1/250秒、ISO100なんていうことはありえない。
念のためスーパーGTのピットウォークでのデータを確認してみると
「F5.6、1/500秒、ISO200」
である。
この場合、ガイドナンバー12の内蔵ストロボの光が届く距離は約3mである。
これがD200の場合がどうなってしまうのか
「F5.6、1/250秒、ISO100」
計算上約2.1mしか光が届きません。
F2.8のレンズにND2フィルターを付けるか減光目的でPLフィルターを付ければなんとかなるかもしれないが、画質的にはどうなんだろうか。

D70sのように「CCD電子シャッターと機械式シャッターの併用」になぜしてくれなかったのか。残念だ。