2020年12月6日

「E-M1X」の鳥撮影は工夫が必要かも

試し撮りの結果を踏まえて、他の機種でも使ったことがなかった「カスタムモード」を使うことにしました。

まずは下記の設定で試します。

カスタム1
1/500秒、C-AF TR、25点、ESP

カスタム2
1/500秒、S-AF、中央1点、中央重点

野鳥を「C-AF TR」でロックオンできないことがあるため、瞬時に「S-AF」に切り替えなければシャッターチャンスを逃します。その時は「カスタム1」から「カスタム2」に切り替えます。

撮影場所は、いつもの鞍ヶ池公園です。


ここは「カスタム2」で撮影。50%トリミング。


トコトコ歩くセキレイをインテリジェント被写体認識AFで捉えています。ピント位置は頭にきていますが、微妙にピントが甘いです。


近くをトコトコ歩く二羽のセキレイを相手に大量に撮ってみますが、ガチピンになっているものは非常に少ないです。ちょこちょこ不規則に歩き回る野鳥に「C-AF TR」が追い付いていないような。

C-AF追従感度 : AFの敏感度を選択したい

AFを俊敏に反応させたいときは+側、邪魔なものに反応させたくないときは-側に設定します。前後方向の動きや速度の変化が不規則な被写体や、見えない位置から急に現れる被写体にAFを追従させたいときは+側に設定します。被写体との間に障害物が出入りする環境で、ピントが障害物に移動してしまうのを避けたいときや、被写体からAFターゲットが外れてピントが背景に移動するのを避けたいときは-側に設定します。

なるほど、セキレイを撮るなら+側にすれば良いようです。


馬相手ですので、カスタム2で撮影。中央重点AEですので、いつもより露出が安定しています。


少し離れた場所をテレ端で狙うと僅かに前ピンになります。馬が歩き始めたため、偶然にもガチピンですが、もう少し試してみる必要があるようです。


さて、今日のメインのテストです。三羽ともインテリジェント被写体認識AFで捉えています。フォーカスポイントは左側のフラミンゴに来ていましたが、実際にピントが合っているのは手前のフラミンゴの背中です。


ここは手前のフラミンゴの頭にピントがきています。


フォーカスポイントは真ん中のフラミンゴの頭にきていましたが、実際はどこにもピントがきていません。金網が邪魔している可能性はあります。


いつものワラビー。40-150mmF2.8PROは、この距離だと写りが非常に良いです。


ここは中央1点AFでもピントが全く合いません。MFで合わせましたが、写りの良さを感じます。


ここはインテリジェント被写体認識AFでガチピンです。


鳥全体を認識した後にフォーカスポイントは頭にきていますが、実際はピントが合っていません。中央25点から外れている場所ですので、そういうものなのでしょうか。ならば、そこにフォーカスポイントを持ってきてほしくないです。


ここは中央25点内にフォーカスポイントが来ているためガチピンです。


手前のアヒルの頭にピントがきています。


三頭の馬を認識しています。どうやら鳥だけでなく「何かいる」ことを認識しているようです。


ここも白い馬を認識してピントを合わせます。


こういう時こそインテリジェント被写体認識AFが活躍して欲しいのですが、全くダメです。


中央一点でガチピン。

ここからはインテリジェント被写体認識AFを使わずに撮影。


50%トリミング。


50%トリミング。


50%トリミング。


50%トリミング。


50%トリミング。


33%トリミング。


今年の紅葉は遅かったため、まだ楽しめます。


今まで40-150mmF2.8PROの出番があまりありませんでしたが、「E-M1 MarkIII + 12-40mmF2.8PRO」「E-M1X + 40-150mmF2.8PRO」の二台体制でいけそうです。