2020年12月14日

「P950」にドットサイト照準器を装着して野鳥撮影


野鳥撮影のために「ドットサイト照準器 EE-1」を購入しましたが、照準器をホットシューに装着した場合に手持ち撮影は無理があります。


そこで「ETSUMI ドットサイトブラケット E-6673」を購入。ところが「P950」のEVFの高さ位置と随分違うため、試すことなくお蔵入り。照準器が「無かったことにしよう」という価格ではないため、さてどうしたものか…

何かないかなぁとAmazonでカメラ用品を眺めていると「もしかしたら!」と閃いたためポチッ


NICEYRIG ホットシューマウントアダプター シューアダプタ SC-6標準 1/4”ネジ付き スレッドフラッシュホットシューマウントアダプター スタジオライトホルダー用 580EX II/580EX/430EX II/430EX などフラッシュ用 3個入


かさ上げしないと高さがここまで違います。


アダプタを2個かませるとここまで高くなります。「あとちょっと」というところまできているので、なんとかなりそう。


全メーカー対応の汎用アダプタですので、結構ゆるゆるです。使っているうちにポロッと分離する可能性が高いため、2個のアダプタをガムテープで固定します。


見た目がメカメカしいP950に変身。

RAW現像
トリミングなし


さっそく朝の散歩で照準器を装着したP950を試します。遠くいるモズを相手に照準器の微妙な調整をしていきます。


ここまでアップなら照準器を通して左目で見つけた野鳥が右目でEVFを観てもそこにいます。朝ご飯を確保したモズくん。


ちょこちょこ歩き回るセキレイを換算2000mm相当で追い続けるのは結構大変です。すぐにファインダーの外に行ってしまいます。


散歩道からは微妙に見えない場所に何か隠れたような気配があったので、そーと除くと違う個体のモズくん発見。


「さて今日はカワセミがいるのかな」と池を覗き込んだタイミングでバシャと池に飛び込む大きな音がしてカワセミ出現!


池の周囲を散歩する人が多いため、短時間で飛び立つカワセミ。


池と周回道の間に茂みがある地点に着地。この場所は人が近づけないので、昨年もこの場所にいることが多かったです。換算2000mm相当でようやくこの大きさです。よって、カワセミも結構長い時間ここにいます。


アイキャッチが入る角度を探してカシャ。トリミングしないのなら「P950」でも十分に実用的な写りをします。


かなり大きな声で鳴き続けるモズ。鳴くのが忙しいのか超接近撮影に成功。


4羽目のモズを発見。


この個体は警戒しながらも近くを飛び回るのでシャッターチャンスは多めでした。


暴れまわるヒヨドリたちの隙を狙って、メジロたちが花の蜜を求めてピョンピョン飛んでいます。俊敏な動きをするため「P950」のAFでは追いつけなくてロックオンできません。


メジロを追っかけている間にカワセミが再びやってきました。


「あっ!見つかった」と思うも結構な距離があるのでカワセミは逃げません。


再び小魚を探して池を眺めること1分ほど。バッシャと飛び込んで戻ってくるかと期待するも戻らず、あれどこ行った?


先週見かけた場所にいました。この個体はここにとまることが確実なら今シーズンは撮りやすいです。


ISO感度をあまり高めたくないため、シャッターチャンス速度は1/500秒にしていますが、動きが大きいとどうしても被写体ブレします。ここでのISO感度は2000になっているため、1/1000秒とか1/2000秒にするのはきついです。


いつの間にかシジュウカラもやってきました。メジロといっしょに行動しているようです。


シジュウカラも忙しく動き回るので、AFが間に合いません。


これがラストチャンスでした。これ以降は、メジロもシジュウカラもどこかに行ってしまいました。

照準器は便利ですが、換算2000mm相当だと使いづらいです。換算1000mm相当なら照準器で野鳥を見つけるとEVFを覗いてもそこに野鳥がいます。しかし、換算2000mm相当だとなかなか上手くいきません。