2007年8月24日

デジカメ新製品ラッシュで贅沢な悩み

「デジタル一眼レフ」といえども、発展途上にある製品ゆえに“2年”で買い替えが理想的だが、都合よくそのタイミングで“欲しいカメラ”が発売されることはなく、散々待たされたり、同時期に複数登場したり、その都度多少なりとも悩む。

今週の日記ネタは久しぶりに「物欲デジカメ編」で続きそうだが、実は日記に書いているレベルよりも大いに悩んでいる。悩みすぎて寝つきが悪い。これは過去最高に値する贅沢な悩みだろうか。(大げさな)

そもそも「E-510ってダメダメじゃん」が悩みの始まりであり、そのタイミングで物欲が動きやすい製品「CANON EOS 40D」が発表され「30Dで満足しているけど40Dって気になる」となり、そこにきて「Nikon D300」の発表があり発売時期が「E-1後継機」とぶつかっているときたもんだ。きっと世の中には同様な悩みで頭を抱えている人が最低5人いるだろう(根拠なし)。

このままでは寝不足のまま週末を迎えてしまい、E-510の最終試験の撮影に影響が出そう。

ここで冷静になって「撮影機材の減価償却」を考えてみた。前提条件として「自主規制の所有台数制限のため必ず下取りに出す」とする。そして、単体で購入したレンズは使い回しができるため計算から除外する。

経験的に下取り価格の相場は、発売3ヶ月後の安定価格比で、半年後50%、二年後25%、三年後15%、四年後0%となっている。(あくまでも今までの経験であり、例外はある)

購入して現在手元にあるデジタル一眼レフ。
2003年10月 E-1 約20万円
2004年12月 E-300 約9万円(キットレンズ込み)
2005年5月末 D70s 約9万円
2006年3月末 30D 約13万円
2007年6月末 E-510 約9万円

改めて並べてみると今のところ一番ムダ使いしているのはE-300かもしれない。D70s購入以降は殆ど出番なし。

感覚的に一番“元を取った”と思えるのがD70s。価格が落ち着いてから購入したことと稼働率が非常に高かった。

E-1は別格扱い。砂嵐の中や、雨の中で撮影できたため金額換算できない。何よりも写真撮影の基本を学べたことは大きい。

30Dは使用目的を限定して購入したため「撮影機材」として良く働いてくれている。

全ての比較対象のベースとなる「E-1」はこの先も手元に残すことは決定済み。今後も「E-1と比べてどうなのか」が私の撮影機材に対する評価基準となる。それだけの価値がE-1にはある。

日々下落する下取り価格であるがいちおう目安として
・E-300+14-45キット → 19000円
・D70s Body → 34000円
・EOS 30D Body → 56000円
・E-510 Body → 52000円

ここから約2割は減額する前提で月々の負担額を計算してみると
(購入額-下取り額)/所有期間
・E-300+14-45キット → 約2300円/月
・D70s Body → 約2400円/月
・EOS 30D Body → 約5000円/月
・E-510 Body → 約19000円/月(下取りの減額無しで)

仮にE-510の一年後の下取り額が3万円だとすれば「約5000円/月」となり、二年後に2万円なら「約3000円/月」となるわけで、長く使えば使うほど月々の負担額は少ない。

しかし、「使わないのに手元に残しておく」となると話は別。半年で使わなくなったとして、すぐに売れば品物の状態が良いだけに減額が少ないため半額で引き取ってもらえるかもしれない。結果的に損失が少なくすむ。

平均して10万円クラスのものを3台同時に所有して、それぞれ2年間使うとしたら月々の負担額は約10000円。10万円クラスのものを1台だけ所有して半年毎に買い換えていくとしたら月々の負担額は約8400円。

世間的には「一台だけで3年間使う」が一般常識かもしれないが、それだと“デジカメ遊び”が趣味にならない。“道楽”というものは他人から見れば「なんて無駄遣いしているんだ」と思えるものであるが、当人としては「いかに無駄なくやるか」である。

うーむ、今日も結論が出ない日記になってしまった。