2003年3月11日

しょせんデジカメ

怒涛の新製品ラッシュのデジカメであるが、その中から某メーカーの某製品がどうしても気になり「本当に必要なのか?」という疑問を持ちながらも物欲に負け注文してしまった“気になる製品”。

注文したは良いが、いつ納品されるのか検討も付かない状態で、ついつい他の製品に浮気心が働く。各メーカーが用意したサンプル画像をいろいろと見たが、どれも「こんなものかな」という印象である。画質については5万前後の製品ならばどれも「妥協できる範囲」であり、決して「満足できるもの」ではない。スナップカメラと割り切って使うのならばどれも似たようなもの。大きさ(重さも含め)、使い勝手の良し悪し、そして自分の使い方が決めてとなるであろう。

「しょせんデジカメ」
これについて友人Aとちょっとした議論を交わした。彼が次に買おうとしているデジカメは「FZ1」である。発売当初から「遊びで撮るのなら面白いだろうな」と私は思っていて、発売直後に友人Aにも薦めた機種である。しかし、あくまでも「遊び」であって真剣に撮ろうという機種ではない。仮に友人AがFZ1を手に入れて、いろんなものを撮った後にその画質に満足するのであろうか。きっと彼はこのように言うであろう「しょせんデジカメだからこんなものだよ」ってね。しかし、そろそろ「しょせんデジカメ」という言葉は無くすべきであろう。コンパクトタイプから一眼レフタイプ、そしてプロ仕様までカメラとしては全てのセグメントを網羅している。「しょせんデジカメ」でユーザが納得していてはデジカメの進化が止まってしまう。

あえて言おう「しょせんデジカメ」と思うような写真しか撮れないのなら、それは「できの悪いカメラ」だと思え。デメリット面に対して「デジカメだから」という口実を使うのではなく、カメラとしての欠陥部分であると認めるべきである。

ということで私が注文した“気になる製品”とは「しょせんデジカメ」で済ませるものではなく「できの悪いカメラ」と思わせる可能性が非常に高い製品である。

注文してから早2週間、ようやく納期回答があった。しかし、暫定というところがなんとも歯がゆい。