2018年6月9日

紫陽花の道2018

北海道遠征の機材をどうしようか悩む日々ということもあって、休日もそればかりです。ハイキングも自転車も無しにして完全に撮影旅行にしてしまえば、機材に悩むこともなくなりますが、現時点では「ブロンプトンの旅」の中に「撮影」と「ハイキング(トレッキング)」を組み込むため、持っていける機材に制約が発生してしまいます。

今週末は「松平の紫陽花を撮影してからそのまま六所山を登山」を予定していましたが、あいにく金曜日の夜中に土砂降りになってしまい、登山道が怪しい雰囲気です。昨年までなら「代わりに鞍ヶ池まで自転車で往復しよう」という元気があったのですが、今年に入ってからは「自転車旅とジテツウだけでいいかな」という気分のままです。ROMAにパニアバッグを装着したので、撮影機材の運搬も可能ですが、わずか往復35kmですらめんどうになって「やっぱり車でいいか」というヘタレ具合です。

ということで「E-M5 MarkII + 広角レンズ」の使い勝手の確認のために鞍ヶ池へ“車”で行きます。ここ数年間、紫陽花の見ごろの時期が非常に短いため、今年もタイミングを外す可能性がありますが、現地に行かなければ状況が分からない点は辛いです。


まずは「OLYMPUS OM-D E-M5 MarkII + M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6」ですが、この組み合わせは見た目のバランスがいいです。「E-M5 MarkII」は「E-PL7」とあまり大きさが変わらないため、大きいレンズを付けると見た目がイマイチになります。少し大きめのウエストバッグにギリギリ入りそうなため、自転車旅でのメイン機材はこの組み合わせで良さそうです。

このレンズの換算画角は18-36mmになるため、私が好きな画角35mmを選びやすいのが利点です。何も考えずにくるっとテレ端まで回せば画角が36mmになります。24~35mmが風景撮りに都合が良いため、自転車旅で風景を撮るのに適したレンズです。


今日はあえて画角18mmで撮ってみますが、魚眼ほどではないとはいえ、超広角での撮り方は難易度が高いです。


隙間なく密集して咲いていれば、もう少し絵になるように撮れるかもしれません。


普通に風景を撮れば画角18mmとは思えないほど“普通”です。このレンズには超広角レンズにあるような変な歪みがないので、「もう少し広く撮りたい」と思える時が使い時です。ミラーレスに似合うコンパクトサイズのレンズですから、写りに多くを求めません。


「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO」に交換してみると、その重さが気になります。やはり「E-M5 MarkII + 12-100mmPRO」を襷掛けして自転車を走らせるなど考えられません。自転車から離れて真剣に撮る場合に「9-18mm」から「12-100mmPRO」に付け替えるという流れになりそうです。


「E-3」を使っていた時から「S-AF + MF」を常用していたため「E-M5 MarkII」もそうしていますが、今回はMF時に拡大表示させる設定にしてみました。拡大表示こそがEVFの恩恵を一番受ける機能かもしれません。小さな雫にピントを合わせるのも容易いです。


停まっているトンボもMFで合わせます。※トリミングしてあります


動き回る熊蜂を連写でひたすら追いかけますが、当然ですがこのような場合はE-PL7より遥かに楽です。※トリミングしてあります

とりあえず「E-M5 MarkII + 8-16mm」を基本セットにすることにしますが、超広角ズームを搭載したコンデジがあれば「E-M5 MarkII + 12-100mmPRO」の相棒になるのに…