2008年7月5日

高校野球を撮ってみる2008

いよいよ夏の甲子園の地区予選大会が始まりました。いろんなところでドラマがあり、その辺は特番などで取り上げてくれるでしょうね。

高校球児たちの熱戦を演出するかのように今日は非常に暑い日になりましたが、今年も地元の高校の応援を兼ねて撮影をしてみました。今回はうちの子供の要望もあって、できるだけ多く撮影することになったため定番の「EOS 30D + EF300mmF4L IS」に加えて「E-3 + ZD50-200mm + EC-20」の2台体制としました。そして、試合開始前に球場入りして、ひとつ前の試合で撮影ポイントを探してみたところネットにジャマされない良いポイントがありました。それは…


一般席ではなく、応援席の最上段よりも上の通路で、ここなら三脚も設置が可能です。2台体制の場合は、振り回す一台は一脚を使って、決め打ちの一台は三脚を使うといいかも。


今回の撮影機材としては「EOS 30D + EF300mmF4L IS」がメイン機となりますが、480mm画角ではこのような雰囲気で、ちょっと迫力に欠けます。(トリミングしなければ)


そこで「E-3 + ZD50-200mm + EC-20」の800mm画角ならここまでドアップで撮れるので、きっと本人に写真をプレゼントしても喜ばれるでしょうね。


ただし、800mm画角の場合はフレーミングが難しいので、600~700mmくらいが良いかもしれません。(写真は630mm画角)

ここからは時系列で掲載します。


午後2時過ぎ、いよいよ試合開始です。スタンドは微風が吹いているとはいえ、とにかく蒸し暑くて汗が止まりません。グランドの選手たちはその何倍も大変ですが、良い試合を期待しますよ。


守備の要であり司令塔でもあるキャッチャーの役割は重要。キャッチングが上手く、肩も強いとなれぱ大いに頼もしい存在です。


800mm画角あれば外野の守備もなんとか撮れますが、守備の撮影は大きな外野フライしか撮れませんね。「E-3 + ZD50-200mm + EC-20」だとテレコンの影響もあってかAFが全然間に合いません。


それに比べると「EOS 30D + EF300mmF4L IS」は突然やってくるシャッターチャンスも逃しません。


バッティングシーンは数が勝負。


激走して見事3塁打。もちろんタイムリーですよ。


ドンピシャのタイミングで撮れました。



ホーム突入シーンは、急いでホームベースへ置きピンしました。


春の愛知大会の頃に比べると攻撃力だけでなく守備力も大きく向上していました。この調子なら今年は良いところまで行けるかも。「E-3 + ZD50-200mm + EC-20」でも予め打球が飛ぶ方向を予想してピントをある程度合わせておけば、AFもなんとか追随するようです。(内野ゴロを誘う投球で右打者ならショートへ、左打者ならセカンドへという具合に)


ホームランシーンを連続カットで。
これで楽勝ムードが漂って来ましたが、野球にドラマが付き物でいろいろと起きました。


三塁上のクロスプレイはベースに置きピンしておけば「E-3」でも大丈夫。ただし、少しでも振る場合はE-3のISを解除する必要があるため、E-3でスポーツ撮影をする時は三脚が必要となるのです。もしISを有効にして撮ると被写体がブレてしまいます。


猛攻は止まらず、今度は二塁打です。残念ながらE-3のAFが追随できません。


ランナー3塁、2塁で内野ゴロでホームを狙うが…


追加点を狙って、今度はどうだという雰囲気ですが、相手チームの守備力も素晴らしいです。


逆襲の2ラン!! ところが何やら審判が協議しています。(幻のホームランになりました)


写真のバリエーションを増やすために「E-3 + ZD50-200mm + EC-20」でも撮ってみました。さすがに800mm画角でファインダーを覗くと迫力があります。


最後のバッターを三振で打ち取りゲームセット。初戦突破おめでとう。

本日の撮影機材
・EOS 30D + EF300mmF4L IS
・E-3 + ZD50-200mm + EC-20 (ZD14-54mm)