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パワーウエイトレシオと動力

体重を落とせば上りが楽になるけど、妙にトルク不足を感じたり、以前より平地を辛く感じます。体重が多ければそれを維持するだけの筋力があるので、絶対的な動力があるのも当然で、体重を減らせば“体を維持するための筋力”が細くなるのは仕方がない。というわけにもいかないため、ある程度の減量ができた時点から筋トレを兼ねて山間地を走っているわけです。幸いにも「時既に遅し」にはならず、BMI22で体脂肪率は11%程度になっていますが…

単純に減量すると、体重は減るが筋力も減ってしまうため、絶対的な「動力」も小さくなってしまいます。仮に減量に比例して動力が小さくなったとしても「パワーウエイトレシオ=動力(W)/体重(kg)」ですから、持ち上げる力に関しては変わらないハズ。ところが機材の重量が変わらなければ負担が大きくなり、減量する前よりも機材の重さを感じるようになります。

体重が多少重くても走ることができる「緩やかな山間地コース」を走ってみると分かりますが、体重がそのままで機材を軽くすると少しだけ速く走れます。動力が同じで持ち上げる重量(「人+機材」)が軽くなれば負担が減るからで、BMI26の時にやたらと機材の軽量化に拘ったのもその辺が理由です。少しでも楽に走れるようにすれば、もっと走れるからさらに減量できるという論法です。

減量目的で平地ばかりLSD走行をしていると、パワーウエイトレシオは変わらないかもしれませんが、絶対的な動力が小さくなってしまうため、上るための力が向上することはありません。機材が重く感じるようになるだけです。

私の場合は「BMI22で体脂肪率は11%程度」ですので、筋肉をそれほど減らすことなく減量できたのかもしれませんが、絶対的な動力が不足しているため、平地の巡航速度は高まりません。動力を維持して体重を減らせばパワーウエイトレシオは大きくなるため、上りは楽になります。しかし、もともとの動力が小さければ、軽くなった分だけ楽に走れるようになっただけのことです。現実には実走以外には何もしていないため、動力は低下しているわけで、これが「さらに軽いギアが必要になった」ということだと思います(「以前ならシッティングで上れていたのになぁ」と感じることが多い)。

有酸素運動領域で走り込めば心肺機能が強化され、馬力を回転数で稼ぐ高回転型エンジンになるかもしれませんが、トルクが太くなることはないのかもしれません。結局のところ自転車ダイエットの場合は、低速トルクが細くなった分を回転数で稼ぐというパターンになってしまい、減量するにつれ軽いギアが必要になるのかもしれません。

山間地トレーニングコースのタイムが良くなっているのは、単純にパワーウエイトレシオが大きくなっただけのことで、脚力アップしたわけではないと最近になってようやく気がついたというわけです。

少し前から感じていた「激坂を走れるようになったのに平地の巡航速度が高まらない」という疑問に対する答えは、「動力が大きくなっていないから」ということになるようです。

参考
自転車 探険! : 自転車で人が出せる動力

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