某部署のA氏が担当している某コンテンツで、ある検証をしてみました。
会社のサイトに関しては、各責任部署が原稿を用意して、それをどのように公開するのかは私の判断で全てやっています。(文面の修正、使用する写真、飾りつけ、ページ作成、掲載方法など)
しかし、A氏には妙なこだわりがあるため、サイト掲載方法にあれこれ口出しをされてきました。それに対して反論というか意見を言ってもなかなか納得してもらえず、原稿の内容についてリクエストしても却下され、Webマスターとして某コンテンツに対しては妥協しまくりでした。
某コンテンツはシリーズものとなっているため、先月末に「第10号」をリリースしたわけですが、10回も続けている割にはアクセス数は伸びてきません。それを不満に感じているA氏に、その理由を遠まわしに説明してもやはり納得しないし、ここでバシッとストレートに言ったりすれば確実に喧嘩になり「もう原稿は書かない!」となってしまう可能性100%。(「内容が面白くない!」と言ったりしたらどうなることか)
コンテンツの内容については、私のリクエストを全て却下されてしまうため何ともなりませんが、掲載方法についてはコソッと変えてみました。
まずは「第9号」の公開後の4週間のアクセス数です。
次に「第10号」の公開後の4週間のアクセス数です。
約2倍のアクセス数があり、「第9号」は公開3週間経過後にピークが来ているのに比べ、「第10号」は公開1週間後にピークが来ています。
両者ともトップページから直にリンクされていますが、少しだけ公開方法が違います。それは…
キャッチコピーの有無です。
某コンテンツはシリーズものですから、シリーズとしてのタイトル、そして各号毎のサブタイトルがあります。
「第9号」掲載時まではシリーズタイトルを、「第10号」掲載時は第10号のサブタイトルをそれぞれトップページに掲載してみたのです。
シリーズタイトルに関しては企業サイトゆえに当たり障りの無い名称で、サブタイトルは本文の内容を一言で表すキャッチコピーとなっています。
「なーんだそれだけのことか」というレベルですが、それだけで2倍のアクセスがあったということです。
コンテンツとしてのシリーズタイトルに拘ったA氏に結果を数字で示しても無反応だったのは、ちょっと寂しいですね。
今回の件も含め、分かってもらえないことが非常に多く、それがストレスになります。